ヒノトリの有頂天ブログ

B'zを中心に、たまにプロ野球、倉木麻衣についてつづります♪

【倉木麻衣】コナン主題歌2曲を含んだニューアルバム「unconditional LOVE」 感想 

倉木麻衣さんの2年ぶりのオリジナルアルバム『unconditional LOVE』が2021年10月27日に発売されました。本記事ではこのアルバムの感想を書きます。

※ ☆はオススメ度

 

  1. unconditional LOVE ☆☆☆☆

 タイトルチューン。このアルバムを象徴するような明るさ、流れるようなメロディです。ラップを取り入れ、「オチツイテイケヤ」という歌詞がポイント。あえて片仮名にすることで、自分自身も落ち着かせる効果があるのだとか。これまでのアルバム1曲目、FUTURE KISS、touch Me!などに比べると弱いものの、繰り返し聴きたくなり、ハマる曲です。近い楽曲としては、前作の1曲目「Lets go」でしょうか。

 

2.UNBREAKABLE ☆☆☆

詞先の曲。「歌詞の構成でかなり遊んだ」といい、シーンが展開していって、畳みかけていくようなニュアンスの歌詞が並びます。そのため、ホーンを多様しきらびやかな曲調に仕上がっています。メロディーはまずまずのものの、私はこのホーンが好きではない。。。なんとも惜しい!楽曲になりました。

 

  1. ONE LOVE ☆☆☆☆

 ドラマ「ムショぼけ」主題歌。過去に「One Life」という楽曲がありますが、そちらとは歌詞、曲調ともに異なります。今回はラブソング。電子音のイントロと、耳に残るサビが特徴の曲。佳作です!

 

  1. Can you feel my heart ☆☆☆☆

 ドラマ「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」主題歌で、書き下ろしのラブソング。シングル配信曲。ドラマは煮えきらない主人公にイマイチな内容(笑)でしたが、主題歌は良いです。これまでの3曲とは一線を引く、緊張感のある展開、サウンドです。

 

  1. Wで包むよ ☆

 ハウスメーカークレバリーホームCMソング。曲名はクレバリーホームの商品名から来てます。明るい曲ですが、何か気迫に欠けます。

 

  1. ベロニカ ☆☆☆

  アニメ名探偵コナン主題歌。ベロニカという、花をモチーフにしたラテン系の曲。過去の曲ですと、Reviveに近いです。サビはベロニカを繰り返す感が強く、少しクドイ印象ですが、ノリはいいです。

 

 7.TOMORROW ☆☆                  劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ」エンディングテーマ。森の中で聴きたい。そんな曲です。こちらもベロニカ同様、TOMORROWを繰り返す構成で、もう1つ工夫が欲しかったです。

 

  1. ひとりじゃない ☆

 マイメロディの歌。過去のマイメロの歌、Stay the sameに近いものの、及ばずといった印象。タイトルを含めてメッセージ性を強く打ち出そうとし過ぎたの感があります。

 

  1. It's never over  ☆☆

 こちらも明るい曲、ストレートな人生応援ソング。

メロディは良いが、印象に残りにくいです。

 

  1. Proof of being alive ☆☆☆☆☆

 “生きた証”という意味のタイトルでシンフォニックライブ調の荘厳な曲。転調も多く、倉木さんの新境地となります。メロディの起伏を意識しながら歌ったといい、転調部分も歌で上手く表現されています。歌詞は今の時代に強く響く希望が描かれています。倉木さんは「人生の中にはいろいろな困難があるもの。それを乗り越えた先にはきっと希望が見える。希望というのは子供の頃に見ていたピュアな夢に通ずるもの」と語っています。アルバム曲一番の傑作です。

 

  1. Sea wind ☆☆

地球環境を意識した歌詞の曲。「ルル」、「ララ」をゆったり繰り返すのが特徴です。ゆるやかな気持ちになれます。

 

  1. ZEROからハジメテ ☆☆☆☆☆

 アニメ名探偵コナン主題歌、シングル曲。最後にして最も完成度の高い楽曲。曲調は、無敵のハート、DYNAMITE系 。それらの曲を上回る構成、メロディを兼ね備えた非常に秀逸な曲です。基本的には前向きな応援ソングですが、間奏で「それでも心疲れた時は そっと肩にもたれ休めばいいから」のフレーズ、歌い方ともに心に刺さるものがあります。最後の「congratulations 」は力強く、倉木さんのパワフルながら透き通った歌声を堪能できます。

 

【総評】☆☆☆

    コロナ禍で、「今の世界には何が必要なのか」「今の自分に何ができるのか」を模索し完成させたというこのアルバム。全体的に明るいサウンドR&Bテイストは薄くなっています。アルバムタイトル、“unconditional LOVE=無条件の愛”をテーマに、「コロナ禍の今、不安やストレスなどマイナスの感情を音楽によって少しでも緩和できたらいいなっていう気持ちもあったんです。自分自身も含めて、気持ちが高まるような楽曲を作りたいな」と倉木さんはインタビューで語っています。こうした思いから、ホーンや電子音をふんだんに取り入れ、明るさ溢れる楽曲が多いのがこのアルバムの特徴です。好みの問題もありますが、私はR&Bテイストの少し影のある曲の方が好きなので、このアルバムの評価はそこまで高くないものとしています。私は、Smile、Lets Goal、ONE LIFEが好きです。今後のこういったアルバムの再来を期待しています。

なお、下記の初回限定盤Bには、2019年のシンフォニニックライブの映像が付きます。渡月橋のほか過去のシンフォニックライブの映像にはなかった曲が収録されており、必見です。もちろん、歌唱、演奏も最高です♪

 

unconditional LOVE (初回限定盤B) (CD+DVD)

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  • アーティスト:倉木麻衣
  • ノーザンミュージック
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