「B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-」をスタジアム公演のセットリストと共に振り返ります。待ちに待った5年ぶりのPleasureツアー。筆者は8月20日の味の素スタジアム公演に参戦。都合、1度しか行けませんでしたか、今でもあの日の感動が鮮明に蘇ります。
(公式画像をコラージュ。日産スタジアム公演での空の様子)
1曲目はなんとなんとこの曲。予想してはいましたが、夢が現実になった気分でした。現実はとても素晴らしく、曲が始まる前の高揚感は過去一かも。そして、会場の盛り上がりも随一。20周年の時のBAD COMMUNICATIONを超えたかもしれません。過去を振り返る映像が流れてから、最後にHINOTORIのロゴが出て始まったのも印象的でした。前回のPleasureからの繋がりも感じられ、素晴らしい演出でした。曲は最初のオーケストラ部分をカットしたアレンジ。それがまた良かったです。
2.FIREBALL
1997年のPleasureツアーを彷彿とさせる曲。当時ギターをもったTAKさんが見れて大満足でした。稲葉さんは随所にフェイクを入れ、それもこの曲の魅力の一つ。
B'zのLIVE-GYMにようこそー!
掛け合いは良かったのですが、特段演出はなく、地味でしたねー。笑
3.RUN
ようこその後はまさかのRUN。誰も予想していなかった展開にスタジアムも大盛り上がり。原曲通り、ギターのイントロから始まりましたが、これもまた良かった。序盤で新鮮な気持ちで、Pleasure感を最大限得られました。やはりいい曲ですね~!
4.夜にふられても/星降る夜に騒ごう
まさかの選曲。夜にふられてもだった筆者は不覚ながら、サビまで曲名が出てこず。ただ、初めて聴けたので良かったです。往年のファンの方の喜びはひとしおだったのではないでしょうか?
5.恋心 (KOI-GOKORO)
稲葉さんが無言で振りを説明して、スタート。相変わらず盛り上がりました。
6.イチブトゼンブ
今やライブで必ずやる曲。そんな中で、今回は1番はバラードバージョン、2番以降は通常バージョンと変化をもたせてくれ、新鮮でした。
7.NATIVE DANCE
2013年以来、10年ぶりの演奏。曲が始まる前のベースソロが必聴でした。以前はバリーさんタイムでしたが、今回は清さんタイム。かっこよかったですね。
好きですね〜今夜。丁度、日が落ちて三日月が見えました。真夏でしたので、めちゃくちゃ暑かったですが、三日月を見ながらの今夜は格別。素晴らしい光景でした。
9.Calling
そして、待ちに待ったCalling!今回のツアーのハイライトの一つです。曲前、稲葉さんはマイクなしでwowowowと叫びます。コール&レスポンスで観客もそれを返します。コロナが空け、ライブ本来の姿を取り戻した開放感に包まれた瞬間でした。曲中の「誰にも真似できない 同じ夢をみよう」が今回、凄く響きました。筆者もいつまでも一緒にB'zと添い遂げると誓いました(笑)
稲葉さんはあの歳にしてこのキーの高い曲を歌い上げるんですから、感動は増幅します。加えて
難易度が高いギターも圧巻。テレビでも紹介されたソロパートの高速ピッキングを生音で聴けて
幸せでした。この時点でかなり満足度の高いライブとなっていました。
10年ぶりの演奏。知名度が高いこともあって盛り上がってましたね。
11.LADY NAVIGATION
こちらも10年ぶり。2曲続けてエンサマ感満載でした!
12.BIG
曲前にアコースティック曲のVTRが流れて小休憩。C'monは嬉しかったなー。C'monで喜んでるのは筆者くらいだと思いますが、できればBIGの代わりにやって欲しかった。
で、まさかのまさかのBIG。稲葉さんが「多分みんな知ってると思うので、歌ってください」って言ってたのが印象的でした。一番売れたアルバムの曲とはいえ、スタジマムの半数は知らないのでは?とツッコミたくなりました。バーで演奏する二人。絵になりましたね。
13. JAP THE RIPPER
少し演るかな?と思ってはいたけれど、生で初めて聞けて感激でした。おそらく2003年以来、20年ぶり?。太い音で、これぞロックンロールですね。最後、曲名を叫ぶ箇所、忘れずに言えて満足でした(笑)。あの箇所も謎の一体感がありました。知ってる人じゃないと言えない箇所だからか、もう一回言いたい。笑
14.YES YES YES
こちらはまたまた演るのか!と思ったけれど、会場一体となった時のこの曲の力が存分に発揮されました。曲がスタートすると、稲葉さんがアリーナを一周する演出。みんな稲葉さんの動向が気になって気になって。近くにきた人は、この曲がかなり良かったと感じている人も多いのでは?
2020年の配信ライブで初披露されたときから、3年越しの声出しライブ。ライブで掛け合うという、稲葉さんの夢が遂に実現しました。
始まりはいつものLOVE PHANTOMぽい演出。レザーが入り乱れ、何が始まるのか、非常にゾクゾクしました。そして、解き放たれたのが、2010年以来の演奏となった、B'z最大のヒット曲。レーザー〜松本さんのギターから始まる壮大な光景は、このツアーのハイライトと言っていいでしょう。曲間、「繋いだ手なら〜」の箇所、スタジアムでみんなで歌えたこと、忘れません。
16.ultra soul 〜 BAD COMMUNICATION
そして、言わずと知れた代表曲へ。が、2番まで終わったところで、突如、馴染みのある曲のイントロが、炎の特攻とともに始まり、会場のボルテージはこの日、最高潮に達しました。バッコミは1番だけの演奏でしたが、聴けたことに感謝です。強いて言えば、バッコミのギターソロまで聴きたかったな〜。
17.IT'S SHOWTIME!!
ここで来ました。近年、スペシャルライブなどでちょくちょくやり、完成度が高まった曲。ずっと聴きたいと思ってたので、感激でした。こちらも2番の「想像力!」と返せました。曲間の「目をそらさず〜」の稲葉さんの伸びやかな声も堪能できました。
18.君の中で踊りたい 2023
ここに入れてきました。ライブ後半の重要な位置の大役を、見事に勤め上げました。サビが始まり、同時に銀テープを発射!最初のサビはみんな銀テープ回収に追われて、聞けなかったのでは?
稲葉さんの肉声で、曲間の「憧れの人よ〜」の箇所、聞けて胸が熱くなりました。何なんでしょう?こんなん化けるんだったら、他の曲ももっともっとリアレンジして欲しいです。
20.兵、走る
定番化しました。最近の曲で定番化しながら、何度演っても不平不満があまり出ないのは、やはり楽曲の力。疾走感のあるギターリフと歌唱がこの曲の良さを引き立てます。最後に、画面に「兵」の文字が出て、滝のように光が流れていったのが、印象的でした。
〈アンコール〉
21.STARS
2番からB'z初のスマホのライトで会場を照らす演出。キレイでしたー。ホーンが入って華やかなこの曲。ホーンが入った曲はあまり好きではない筆者ですが、この曲のもつメロディーの良さ、印象的なリフも相まって、完成度の高い楽曲となっています。冒頭の部分を会場一体で叫ぶのもいいですね。サビ終わりの「荒ぶる風に〜」の箇所が特に好きなのですが、非常に高音のフレーズにも関わらず、稲葉さんはそこを綺麗に歌いあげており、感動しました。ぜひ、今後のPleasureツアーでも演ってほしいです。
22.Pleasure 2023 〜人生の快楽〜
最後はこの曲。STARSが終わった時点で、演ってなかったので、もはやこの曲しかありません。相変わらずの疾走感でした。肝心のアイツはというと、、、「何年ぶりだろ アイツとまた会えた そして懐かしい笑顔を見せた 何が起きても自分次第 人はいつからだって新しくなれる」。稲葉さんは今年発売された著書、シアンで、アイツが実在する人物であることを明かしています。この歌詞から察するに、稲葉さん自身が久々にアイツに会ったんではないかと思っています。その中で、新しい人生を歩んでいることが分かったのでしょう。ライブ中はよく歌詞を聞き取れませんでしたが、それでもリアリティをもってこの曲を聴くことができました。
いかがだったでしょうか?5年ふりのPleasureツアー。今から次のPleasureが待ち遠しいですね。しかし、もうB'zの二人も結構な年齢。それにこの5年間、コロナや戦争、色んなことがありました。5年後、二人が元気でいてくれて、社会が平和でPleasureが再び開催されることを願うばかりです。今回、普段はほとんどライブで喋らない松本さんが、「今後も新しい作品をつくって、できる限りツアーを続けていきたい」といってくれました。ファンにとってこんなに胸が熱くなる言葉はありません。その言葉を信じて我々も元気で日々を生き抜いていかなければと、決意を新たにしました。
今日、9月21日はB'zのデビュー日。長居スタジアムでライブは一時、雷雨で中断するなど、伝説の ライブになったようです。これからどんな伝説のライブが生まれるんでしょうか?これからもビーズには目が離せません。