ヒノトリの有頂天ブログ

B'zを中心に、たまにプロ野球、倉木麻衣についてつづります♪

【B’z】おすすめDVD Blu-ray ファンじゃない人~ライトファン~ファン

  現在、B’zの公式YouTubeで「B’z LIVE-GYM At Your Home」と題して、B’zがこれまでに発表した23の映像作品が公開されている。23もの作品があるため、どれから見ていいか分からないという方も多いだろう。そこで、ファンでない方、ライトファン、ファンにと区分ごとに2007年以降の10作品を新しい順から紹介する。ほんとはすべての作品を紹介したいが、記事分量の関係もあり、10作品に留めたい。ライブで演奏している主要な曲はこの10作品で網羅しているので、まずこの10作品の中から見てみては。

 

1.B’z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE-

 

B'z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE- (Blu-ray)

B'z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE- (Blu-ray)

  • アーティスト:B’z
  • 発売日: 2020/02/26
  • メディア: Blu-ray
 

 

ファンじゃない人:☆☆☆☆

ライトファン:☆☆☆☆

ファン:☆☆☆☆

 

収録定番曲:ultra soul、イチブトゼンブ、さまよえる蒼い弾丸、juice、今夜月の見える丘に

おすすめ曲:兵、走る、Still Alive、マイニューラブ

 

 最新作。2003年BIG MACHINEツアーからほぼ同じだったツアーメンバーを一新して臨んだ。ファンにとっても90年代のいわゆる「レア曲」の演奏はないものの、新しいグループを感じられる上、昨年ラグビーで話題となった「兵、走る」、未発表曲「きみとなら」が収録されており、新鮮だ。ライトファンにとっては、Still Alive、RED、有頂天といった近年のシングルを新たなメンバーで演奏している。近年は外していないultra soul、イチブトゼンブも抑えており、ファンでない人も楽しめる。何より、最新のB’zを知る入口として演奏面・歌唱とも申し分ない作品となっている。YouTubeでは日替わりの声明、OCEANなどはなく、商品のみに収録されている。なかでも声明は、新ドラムのブライアンのおかげもあって素晴らしいアンサンブルである。この声明のためだけでも作品を購入しても出来だと思う。

 

2.B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-

 

 

ファンじゃない人:☆☆☆☆☆

ライトファン:☆☆☆☆☆

ファン:☆☆☆☆☆

 

収録定番曲:ultra soul、イチブトゼンブ、裸足の女神、BLOWIN’、ねがい など

おすすめ曲:光芒、RUN、LOVE PHANTOM~HINOTORI、ALONE、BAD COMMNICATION

 

 アルバム曲中心ではなく、過去の曲を中心にセットリストを組むPleasureツアーの最新作。30周年を記念したPleasureツアーとあって、LOVE PHANTOM、ALONEといった過去の演出のリバイバルも多く含まれている。こと、LOVE PHANTOMにおいては、1995年ツアーで初披露、2003年ツアーでリバイバルした稲葉さんのダイブを復刻。15年ぶりの再現とあって、はじめて目にしたファンも多いとみられ、会場の歓声がそれを物語っている。この曲はそれだれではなく、HINOTORIという、LOVE PHANTOMのイントロを逆再生した未発表曲(当時)を曲間に挟んで演奏。HINOTORI自体も完成度の高い楽曲で、LOVE PHANTOM~HINOTORIのブロックだけでもこの作品を見る価値がある。さらに、直近ファンクラブアンケートで2位に輝いた「光芒」は圧巻(ちなみに1位は恋心で、収録。女性ファンの人気が圧倒的で、恋心はことあるごとに1位である)。ファン~ファンでない人すべてを引き寄せる曲。全般的に闇を抱える曲であるが、最後に「光」を見出すことができる。そして、90年代は定番曲であったにも関わらず、2004年以降は演奏頻度が少ない、BAD COMMUNICATIONを一番盛り上がる位置に配置していることもポイント。このツアーの後半、稲葉さんは気管支炎のため、過去に例を見ない程不調だった。福岡では15分中断し、それ以降はキーの高い光芒、イチブトゼンブ、ギリギリchopを外した公演もあった。この作品は、最終公演である「味の素スタジアム」公演の様子を収録しているが、やはり調子が悪いのは否めない。ほとんどの曲で違和感なく聴けるものの、イチブトゼンブ、ねがい、ギリギリchopは過去の作品に劣ってしまう。これらの曲は、前回のPleasure(2013年のENDRESS SUMMER)では完璧に歌いきっているので、そちらでチェックして欲しい。

 

3.B’z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR”

 

B'z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR" [Blu-ray]

B'z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR" [Blu-ray]

  • 発売日: 2018/07/04
  • メディア: Blu-ray
 

 

ファンじゃない人:☆☆

ライトファン:☆☆☆

ファン:☆☆☆☆☆

 

収録定番曲:ultra soul、イチブトゼンブ、BANZAI

おすすめ曲:CHAMP、フキアレナサイ、赤い河

 

 2で紹介した作品と同年のライブ。そのため、ultra soul、イチブトゼンブを除いては2と重複はない。定番曲が少ないため、ファン~ライトファン向けの作品と言える。往年のファンにとっては1994年以来の演奏なった赤い河、2002年以来のFIREBALL、2008年以来の孤独のRunaway、2012年以来のMOTELといった90年代の曲を連発。一方で、当時の最新曲、声明、CHAMP、フキアレナサイといった楽曲たちが組み合わさって、ツアーの完成度は非常に高い。ファンになった後にぜひ見てもらいたい。

 

4.B’z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-

 

 

B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-【LIVE Blu-ray】

B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-【LIVE Blu-ray】

  • アーティスト:B’z
  • 発売日: 2016/02/24
  • メディア: Blu-ray
 

 

ファンじゃない人:☆☆☆☆

ライトファン:☆☆☆☆

ファン:☆☆☆☆

 

収録定番曲:ultra soul、イチブトゼンブ、愛のバクダン

おすすめ曲:RED、BURN、YOU&I

 

 この作品のポイントは定番曲もあることながら、ライトファン~ファンでない人にも馴染みやすいYOU&I、HEAT、Blue Sunshine、スイマーよ!!、熱き鼓動の果てを収録していることである。その意味で、Pleasure系の作品の後にみるのに最適な作品と言えるのではないか。ファンにとっても上記の曲は人気が高い割に演奏頻度が低いため、見所がある。演出面でもREDやBURNで迫力満点である。ただ、アンコールが前回のツアー(ENDRESS SUMMER)のアンコール(ultrasoulとjuice)と同じく、定番曲の組み合わせでかつ前回も連続でやっているイチブトゼンブと愛のバクダンであったため、ファンにとってイマイチな印象が残る。

 

5.B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER -XXV BEST-

 

 

ファンじゃない人:☆☆☆

ライトファン:☆☆☆

ファン:☆☆☆

 

収録定番曲:ultra soul、イチブトゼンブ、ZERO、ねがい、ギリギリchop など

おすすめ曲:Endless Summer、GOLD、Pleasure2013

 

 25周年記念ライブツアー。まず、この作品の完全版がある。完全版には大規模公演前に行ったホール公演(福島公演)の内容が収められている。夢見が丘やSurvive、デッドエンドといった映像作品初収録の楽曲、パーフェクトライフやSYAY GREENといったほぼ演奏しない良曲を収録している。ファンになってもっと奥深くまでB’zを知りたい人には商品を購入するといい。さて、本題の本作品であるが、20周年(2008年)のライブで演奏しなかったヒット曲、さまよえる蒼い弾丸太陽のKomachi Angel、LADY NAVIGATIONを収録している。ただ、大部分がこれまで過去最高とされてきた2008年の20周年ライブと被り、新鮮味は薄れている。一方で、1曲目にタイアップもなしの完全未発表曲で、ハードロック調のEndless Summerを1曲目にかまし、メーセージ性の強いC’mon、新曲の核心、Q&Aを組み込むなどの挑戦的な側面もある。そして何よりこのライブが2003年~2019年のバンドメンバーの完成系である。稲葉さんの調子も絶好調で、20周年ライブで音圧が足りない感もあったギリギリchopやZERO(映像作品としては最新)、RUN、Pleasure2013が良い。ゆえに、バンドとして最高峰のPleasureライブを見たいならこの作品だ。

 

6.B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-

 

B'z LIVE-GYM 2011-C'mon-(Blu-ray Disc)

B'z LIVE-GYM 2011-C'mon-(Blu-ray Disc)

  • 発売日: 2012/05/30
  • メディア: Blu-ray
 

 

ファンじゃない人:☆☆☆☆

ライトファン:☆☆☆☆

ファン:☆☆☆☆

 

収録定番曲:ultra soul、イチブトゼンブ、ZERO、BLOWIN‘

おすすめ曲:C’mon、Brotherhood、Calling

 

 東日本大震災と同年秋~冬のツアー。クリスマスのライブであって、「いつかのメリークリスマス」も初収録している。震災の影響もあり、過去のメッセージ性の強い楽曲、Brotherhood、Callingを演奏している。双方ともファン人気は非常に高いにも関わらず、Callingはキーが高いこともあってか演奏頻度が低いので、貴重。このライブはなんといってもC’monである。アルバム表題曲で、震災を想い、つくった唯一の楽曲である。このツアーでは、当時遺体安置場ともなった宮城県のアリーナでも公演を行っている。3.11のことに想いを巡らせるとよりこの曲への理解が深まる。ぜひこの曲だけでもみてほしい。上記の曲の他、DIVEやLiar!Liar!、BE THERE、ZEROといった取っ付きやすいシングル曲も並ぶので、ライトファン~ファンでない人にもおすすめだ。

 

7.B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME

 

 

ファンじゃない人:☆☆☆☆

ライトファン:☆☆☆

ファン:☆☆

 

収録定番曲:ultra soul、愛のバクダン、OCEAN、今夜月の見える丘に

      LOVE PHANTOM

おすすめ曲:イチブトゼンブ、愛のままにわがままに~、MY LONELY TOWN

 

 20周年翌年のアルバム「MAGIC」のツアー。LOVE IS DEAD、MOVEといったファンには嬉しい曲はあるものの、OCEAN、今夜月の見える丘になど、全体的にセトリが20周年ライブと被り、新鮮味がない。一方で、ファンでない人にとっては定番曲を抑えつつ、2003年以降演奏のなかった最大のヒット曲「愛のままにわがままに~」や当時、初披露となったイチブトゼンブが並ぶ。さらに、アルバム内の曲では、シングルのDIVEやMY LONELY TOWN、アルバム曲のlong time no seaといった耳馴染みやすい楽曲が多い。演出面でははじめてフライングステージを導入しており、一見の価値がある。

 

8.B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-

 

B’z LIVE-GYM Pleasure 2008-GLORY DAYS-(Blu-ray Disc)
 

 

ファンじゃない人:☆☆☆☆☆

ライトファン:☆☆☆☆

ファン:☆☆☆☆

 

収録定番曲:ultra soul、愛のバクダン、OCEAN、今夜月の見える丘に

      LOVE PHANTOM 等

おすすめ曲:BAD COMMUNICATION、グローリーデイズ、RUN

 

 2008年の20周年記念ライブだけあって、ヒット曲のオンパレード。2008年当時のヒット曲はほぼ網羅していると言っていい内容で、ファンでない人には最もおすすめの作品。なかでも1曲目のBAD COMMUNICATION~ultra soulは未だにB’z史上最高オープニングと言われる程、かっこよく流れも良い。ファンにとってはRUNやグローリーデイズ、Breotherhoodといった感動を与えてくれる楽曲に加え、孤独のRunaway、NATIVE DANCEといった久しぶりに演奏した曲もある。

 

9.B'z LIVE-GYM 2008 -ACTION-

 

B'z LIVE-GYM 2008 -ACTION- [Blu-ray]

B'z LIVE-GYM 2008 -ACTION- [Blu-ray]

  • 発売日: 2013/01/30
  • メディア: Blu-ray
 

 

ファンじゃない人:☆☆

ライトファン:☆☆

ファン:☆☆☆☆

 

収録定番曲:さまよえる蒼い弾丸

おすすめ曲:SUPER LOVE SONG、光芒、パーフェクトライフ、BURN、ミエナイチカラ

 

 20周年記念ライブ前に開催されたアルバム「ACTION」のツアー。20周年記念ライブ開催を決定していたこともあって、ultra soulをはじめとした定番曲を一切やってない。しいて言えばさまよえる蒼い弾丸くらいか。新曲(BURN)、アルバム曲を中心に構成しながらも、New Message、TONIGHT、GIMME YOUR LOVE 〜不屈のLOVE DRIVER〜といったファンから人気の高い過去の楽曲を散りばめており、ファンにはたまらない。これらの楽曲は一般の認知度は低いため、ファンでない人には必ずしもおすすめの作品とは言えない。だが、収録されている楽曲は聞きやすいものが多いので、「LIVE DINOSAUR」と並んでファンになった人にはぜひ見てもらいたい。

 

10.B'z SHOWCASE 2007 -19- at Zepp Tokyo

 

 

ファンじゃない人:☆

ライトファン:☆☆☆

ファン:☆☆☆☆

 

収録定番曲:ultra soul、愛のバクダン、BANZAI

おすすめ曲:ARIGATO、HOT FASHION、春、ALL-OUT ATTACK、ながい愛

 

 アルバムツアーでもPleasureツアーでもない、地方のホールを中心に小規模な会場を回るツアー。選曲も当時の新曲と過去のアルバム曲を中心に構成しており、当時として異例の試み。多くのファンはチケットをとれなかったことあり、多くのファンの声に応えての映像化となった。なかでも見ごろはシングルにも関わらず、ライブ初披露の「ARIGATO」、哀愁ただよう「春」、ヘビィロックのバラードチューン「ながい愛」など、見ごろ満載。このツアーで演奏された曲の多くは評判となり、翌年のファン投票によるベストアルバム「B’z The Best Ultra Treasure」に収録された。そのため、上記のアルバムを聴いたことのあるライトファン層なら比較的とっかかりやすいセットリストとなっている。会場はホール・ライブハウスであるため、演出はないものの、セトリに自由度があり、多くの作品を見た後だと新鮮な作品である。