有頂天ブログ

社会情勢を中心に時に、プロ野球や音楽などをつづります♪

金正恩が意図する完全なる非核化

北朝鮮の最高指導者、金正恩氏。若くして、最高指導者になった金正恩は、金正日氏ほどの政権の正統性はなく、先に自らの権力基盤を固める必要があった。彼はいかにして、権力基盤を固めていったのか。


金正恩の外貨獲得システム「39号室」。金正恩は、この39号の金を使って、権力基盤をかためていったという。幹部にベンツなどの高級車をプレゼントすることで、忠誠を誓わせた。金正恩はこうして幹部にプレゼントを与えなければ、権力基盤を固められなかたった。39号室の金は、金正恩にとって一番大事な金だった。その金に手をつけようとしたが、処刑された幹部、チャンソンテク氏だ。チャンソンテクは、その金を国民に分配しようとした。だが、金正恩には国民が苦しもうと苦しむまいと、自らの権力が安泰ならどちらでもよかった。北朝鮮の政策の根幹は、いかにして体制を維持するかにある。


金正恩は体制維持のため、米朝首脳会談でトランプに要求するだろう。国際社会は、北朝鮮が核を放棄することを望んでいるが、容易ではない。既に、核保有国の北朝鮮は何個か破棄したところで、他に隠しもつことができる。以前、米国がイラクに濡れ衣を掛けて、戦争に至ったケースがあるがその時とは状況が違う。南北首脳会談が開かれ、和平へ向けての道筋を歩み始めたように見える今、濡れ衣戦争をする必要性がない。北朝鮮と韓国は、休戦協定を改めて、平和協定を結ぶとし、朝鮮半島の完全な非核化を目指すとしている。完全な非核化が意味するところは、今回の首脳会談では明らかにされなかったが、この完全な非核化を実現するためには、相当なハードルがあるだろう。

 

金正恩は、今後の米朝首脳会談でどういった要求を勝ち取るのか。南北会談で、ここまでしたから米朝首脳会談ではさらなる成果が期待される。金正恩政権の体制維持を前提とすると、今後の核開発の中止は免れがれないだろうが、既に保有している核保有を放棄することまでは考えにくい。金正恩は、韓国、米国との平和条約などと引き換えに、国際社会に北朝鮮を核保有国として認めさせたいのではないか。