有頂天ブログ

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加計学園問題の真相

学校法人「加計学園」(岡山県)の獣医学部新設問題が長引いている。同学園の理事長が安倍首相の「腹心の友」だというから、何かあるのではないかと先入観をもって見てしまう。

そもそも、2015年12月、国家戦略特別区域諮問会議において、国家戦略特区の3次指定として、広島県及び愛媛県今治市千葉市北九州市が決定されている。その中の一つである「今治市」は長年、大学誘致を目指していた。そんな中、地元の県議や市議そして国会議員たちも加計学園獣医学部新設を積極的に後押しした。大学新設に手を挙げる者がいないなかで、唯一、加計学園が立候補。新設にいたった。

また、日本獣医師会はこれ以上、獣医師が増えると既得権益が守れなくなることから、文化省に抵抗。民主党政権時代の獣医学部新設も却下されている。文科省天下り問題にあったように日本獣医師会天下り先の一つとして、無視できない団体なのだろう。

今回、官邸の政治主導で今治への獣医学部新設の許可が下りた。首相の意向を文科省が「忖度」し、許可にいたったという見方もされているが、この「忖度」という言葉がやっかいだ。「忖度」という言葉は日常やほかの社会的な話題にも転用しやすいことから、つい「忖度」によって新設がされたように思ってしまう。

だが、今回の件は今治市が「国家戦略特区」に指定されているわけだから、そこを政治主導で新設を決めるのは自然な流れだ。政治主導で決められなければ、「国家戦略特区」の意味はない。のちに安倍首相が、「日本獣医師会の要望を踏まえて開設を1校に限定した結果、疑念を招いたと釈明し、今後は全国規模で積極的に認めていく」と話しているように、やはり獣医師会から圧力があったのは確かだ。全国で獣医学部が必要なのかは別だが、安倍首相の当初の判断は間違っていたようにはみえない。

加計学園問題は既得権益を守りたい日本獣医師会を政争の具にしたい民進党などがたきつけて、起こしたものなのでないか。結果的に、共謀罪法、森友学園問題などと相まって安倍内閣の支持率低下を招き、問題の真相も世間には伝わらないままと民進党の狙い通りだ。内閣の支持率低下が、民進党の支持に結びついてないのが皮肉なところだが。