ヒノトリの有頂天ブログ

B'zを中心に、たまにプロ野球、倉木麻衣についてつづります♪

【B'z】2024年最新版!松本孝弘(TAK)ソロ おすすめ曲10選

前回はB'zの稲葉さんのソロをご紹介しましたが、今回はB'zのTAKこと松本さんのソロをご紹介します。おすすめの10曲をセレクトしましたので、あまり知らない人も、よく知ってる人もぜひ見てみてください。

※ご紹介順に規則性はありません。

 

1.1090 〜Million Dreams〜

(2016年/ALBUM:enigma 収録)

#1090 - Million Dreams

#1090 - Million Dreams

 まずは言わずと知れた、テレビ朝日ミュージックステーションのオープニング曲。曲名は松本さんが所有するギター(ストラトキャスター 1954 Tobbaco Brown Sunburst #1090)のシリアルナンバーから。この曲が最初にリリースされたのは1992年です。その後、2002年にリリースされたアルバム「華」でリメイク。そして、今回ご紹介するのは2016年にリリースされたアルバム「enigma」に収録されている新録バージョンです。Mステ30周年を記念した2016年から4代目テーマソングを務めています。原曲のトラックを用いつつ、新録も入れた新旧入り混じる楽曲に仕上がっています。

 

2.GO FURTHER

(1999年/ALBUM:KNOCKIN'“T”AROUND)

GO FURTHER

GO FURTHER

 「#1090」に次ぐ代表曲。冒頭のメロウな部分→アップテンポ→メロウという、サンドイッチ型の曲構成となっています。1999〜2000年のフジテレビ系「F1グランプリ」のテーマ曲で、ベースにMR. BIGのビリー・シーンが、ドラムにLUNA SEAの真矢が参加しています。B'zのライブでは1999年の「Brotherhood」、2015年の「EPIC NIGHT」で演奏されています。

 

3.JAZZY BULLETS

(2011年/ALBUM:TAKE YOUR PICK)

JAZZY BULLETS

JAZZY BULLETS

 グラミー賞を受賞したラリー・カールトンとの共作アルバムの1曲目。アップテンポで愉快な曲です。松本さんとラリーさんの掛け合いが心地よいです。このアルバムの核となる曲で、原曲は松本さんが作曲。2010年のB'zのライブ「Ain't No Magic」で初披露されています。

 

4.華

(2002年/ALBUM:華 収録)

 メロウな楽曲を中心に構成されたアルバムのタイトルナンバー。松本さんは、このアルバムの製作当時、自分が「東洋人」であることを改めて意識していたことから、和テイストのこのアルバムが生まれたました。中でもこの曲は松本さん独特のギタートーンを感じられます。B’zのライブでは2003年の「BIG MACHINE」で披露されました。

 

5.漣〈sazanami〉

(2020年/ALBUM:Bluesman 収録)

漣 < sazanami >

漣 < sazanami >

 曲名の読み方は「さざなみ」。波の音から始まる、ギターとストリングスのみで構成された曲。アルバムではこの曲の次の曲で、アルバムのリード曲「Waltz in Blue」につながります。漣はWalts in blueに比べて哀愁があり好きです。B'zのライブでは2022年に行われたツアー「Highway X」で演奏されました。

 

6.Vermillon Palce

(2016年/ALBUM:enigma 収録)

Vermillion Palace

Vermillion Palace

   アッパーチューン。大海原や草原を駆け抜けるような疾走感がウリです。TBS系「世界遺産」の書き下ろし曲。タイトルにも入っている「Vermillion」は朱色のことで、「世界遺産の曲ではあるが、日本独特の色としてあえてつけた」と松本さん。ぜひ聴いて欲しい楽曲の一つです。

 

7.BLUE

(2012年/ALBUM:Strings Of My Soul 収録)

BLUE

BLUE

 マイナーのブルーズながら、日本の「侘び寂び」の和の雰囲気も感じられます。哀愁たっぷりのギターが心に染ます。原曲は「華」収録の「御堂筋BLUE」。「Strings Of My Soul」収録時は、ギターソロが新たなテイクとなり、ストリングスの音量が下げられています。

 

8.Rain

(2014年/ALBUM:New Horizon 収録)

Rain

Rain

 2013年のB'zのPleasureツアー「ENDLESS SUMMER」で初披露された曲で、B’zファンにはその当時の印象が強いかと思います。効果音として雨音を使用した幻想的な楽曲で、初めて聴くと「?」な印象が残りますが、聴き続けるとこの曲のもつ不思議な魅力に引き付けられます。松本さんはインタビューで「何かの場面を連想させるような曲」と話しており、雨の日のパーナソナルな思い出を呼び覚ましてくれます。

 

9.愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない

(2004年/ALBUM:House Of Strings 収録)

 B’z最大のヒット曲のインストバージョン。オーケストラをバックに松本さんのギターが躍ります。インストにすると、メロディーの良さが際立ちます。松本さんが立ち上げた弦楽器奏者のためのレーベルで、そのレーベル名を冠したアルバム「House Of Strings」に収録されています。このアルバムにはB’zの楽曲では、「いつかのメリークリスマス」「LOVE PHANTOM」のインストバージョンが収録されています。また、このアルバムではありませんが、「String of My soul」には「永遠の翼」のインストバージョン「THE WINGS」が収録されています。B’zの楽曲はとっつきやすいかと思いますので、ぜひインストロメンタルに馴染みのない方は、B'z曲のインストVerから聴いてみてはいかがでしょうか?

 

10.Shatterd Glass

(2014年/ALBUM:New Horizon 収録)

Shattered Glass

Shattered Glass

 最後はマイナーコード基調の曲。落ち着いた雰囲気の曲で、夜寝る前などにぴったりだと思います。松本さんが、「Shattered Glass」という言葉の響きを気に入り、そこからイメージを膨らませて楽曲化したそうです。あまり有名な曲ではありませんが、とても落ち着く曲なので挙げさせていただきました。

 

 いかがでしたでしょうか?今回は楽曲単位でご紹介しましたが、アルバム単位ではベスト盤的な「String of My soul」(2012年発売)がおすすめです。Mステの主題歌をはじめ、リリース時点までのソロの主要曲が網羅されています。

 松本さんのソロライブは2024年5月11日〜、東京公演を皮切りにスタートします。300人規模の会場が中心で、キャパシティに限りがありますので、チケットをとるのは至難の業ですが、ぜひこの機会に松本さんのギターインストゥルメンタルの世界に浸ってみては?詳細は下記でご確認ください。

 

http://bz-vermillion.com/en4/

 

 

 

 

【B'z】2024年最新版!稲葉浩志ソロ おすすめ曲10選

B'zの35周年YEARが終わり、2024年上半期はそれぞれのソロ活動となるB'zの2人。そこで、本記事では稲葉さんのソロ曲でおすすめの曲10選をご紹介します。あまり知らない人も、よく知ってる人もぜひ見てみてください。

※ご紹介順に規則性はありません。

 

1.遠くまで

(1997年/ALBUM:マグマ 収録)

遠くまで

遠くまで

 まずはソロ活動で初めて発表した曲です。壮大なバラードでストリングが入っています。ダークなソロの世界観を体現した処女作です。1999年のB'zのライブではこの曲を、センターステージすで歌う様子が収録されています。特にラストの「遠くまで〜」のフレーズをマイクなしでスタジアム(現日産スタジアム)に響かせる光景は圧巻です。

 

2.Stray Hearts 

(2023年/配信Single)

Stray Hearts

Stray Hearts

 続いては2023年のセックスレスの夫婦をテーマにしたドラマ「あなたがしてくれなくても」の主題歌です。ミディアムチューンで流れるようなメロディーが耳に残ります。ドラマ内ではこの曲が効果的に使われていて、ぜひドラマと一緒に楽しんで欲しい曲です。

 

3.BANTAM

(2023年/配信Single)

BANTAM

BANTAM

 こちらも最新曲。米津玄師らをプロデュースした音楽プロデューサーの蔦谷好位置さんのプロデュース曲。エッジの利いたサウンドに、稲葉さん独自の世界観が融合。稲ソロでは新境地と言える楽曲です。全体的には明るい曲でB'z好きにハマってくると思います。

 

4.Okay

(2010年/ALBUM:Hadou 収録)

Okay

Okay

 そして、筆者が稲ソロで最も好きな曲はこの曲。稲葉さんパーソナルな死生観について歌っており、B'zにはない歌詞の魅力があります。それでいて曲調は暗いわけではなく、ギターを中心にビートを刻んでいます。稲ソロライブに行くなら、必聴です。筆者は2014年のen ball公演で最後に演奏されたこの曲が特に好きです。「終わりがあるから、誰もが切なく輝ける」。人生もライブもなんだって一緒ですね。

 

5.絶対(的)

(2010年/ALBUM:Hadou 収録)

絶対(的)

絶対(的)

 印象的な打ち込みからはじまるアッパーチューン。冒頭の「注意報を〜」のフレーズも耳に残ります。ソロ曲の中ではかなりB'zに近い曲だと思います。メロディーも良いです。曲名は当初から付けていた(的)を取らず、活かす形に落ち着いたのだとか。

 

6.Golden Road

(2014年/ALBUM:Singing Bird 収録)

Golden Road

Golden Road

 ミディアムチューン。「金色のトンネル」「銀杏」といった秋を彩るフレーズがあり、秋に聴きたい曲です。実際に稲葉さんがイチョウ並木を歩いた光景が歌詞のモチーフになっているといいます。ライブでは金色のライトの演出がこの曲によくリンクしています。

 

7.羽

(2016年/Single:羽 収録)

羽

 シングル曲。シンセサイザーが特徴で、躍動感あるストリグスからはじまる4つ打ちのアッパーチューン。歌詞のテーマは、本人がインタビューで「卒業みたいなものがテーマというか、この曲の原風景になっている」と話ししていいます。ギターソロパートでは、LOUDNESS高崎晃が参加。華麗なギターソロを披露しています。

 

8.念書

(2014年/ALBUM:Singing Bird 収録)

念書

念書

 配信シングルでもあるこの曲は、シングルでは「AKATSUKI」以来となるハードロックチューン。ハードなサウンドに切迫感のある力強い歌詞が魅力です。3分15秒と短い曲ですので、何回も繰り返し聴きたくなります。終盤ではロングシャウトが炸裂。ダークながらもすっきりさせてくれます。

 

9.この手をとって走り出して

(2010年/ALBUM:Hadou 収録)

 ミディアムバラード。優しく語りかけてくれるような稲葉さんの歌声が心地良いです。B'zではあまりしない歌い方が必聴です。聴いていると光に包まれる感じがあり心地よいです。元々、稲葉さんがプロデュースしていた宇浦さんにつくった曲のため、歌詞が女性目線で描かれていて、映画館などのデートの情景描写をとりいれるなど、歌詞の光景が目に浮かぶ曲です。

 

10.Oveture

(2002年/ALBUM:志庵 収録)

Overture

Overture

 壮大なロックバラード。アニメ名探偵コナンのエンディングテーマ。ピアノとストリングスで音が広がります。ラストの突き抜けるような裏声が聴きどころ。がしかし、現在の一般知名度は低く、ライブでも未演奏。良い曲なのにもったいない。笑。というこで、最後にこの曲を挙げました。

 

いかがでしたでしょうか?稲葉さんのソロライブは2024年6月22日〜、愛知公演を皮切りにスタートします。アリーナクラスの会場中心のラインナップとなっていますので、興味のあるかたはぜひ。ツアー詳細は下記でご確認ください。

 

http://bz-vermillion.com/en4/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【B'z】ネタバレあり!セトリを見ながら振り返るB'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-

「B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-」をスタジアム公演のセットリストと共に振り返ります。待ちに待った5年ぶりのPleasureツアー。筆者は8月20日味の素スタジアム公演に参戦。都合、1度しか行けませんでしたか、今でもあの日の感動が鮮明に蘇ります。


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(公式画像をコラージュ。日産スタジアム公演での空の様子)

 

1.LOVE PHANTOM  

 1曲目はなんとなんとこの曲。予想してはいましたが、夢が現実になった気分でした。現実はとても素晴らしく、曲が始まる前の高揚感は過去一かも。そして、会場の盛り上がりも随一。20周年の時のBAD COMMUNICATIONを超えたかもしれません。過去を振り返る映像が流れてから、最後にHINOTORIのロゴが出て始まったのも印象的でした。前回のPleasureからの繋がりも感じられ、素晴らしい演出でした。曲は最初のオーケストラ部分をカットしたアレンジ。それがまた良かったです。


2.FIREBALL

  1997年のPleasureツアーを彷彿とさせる曲。当時ギターをもったTAKさんが見れて大満足でした。稲葉さんは随所にフェイクを入れ、それもこの曲の魅力の一つ。

 

B'zのLIVE-GYMにようこそー!

 掛け合いは良かったのですが、特段演出はなく、地味でしたねー。笑

 

3.RUN

  ようこその後はまさかのRUN。誰も予想していなかった展開にスタジアムも大盛り上がり。原曲通り、ギターのイントロから始まりましたが、これもまた良かった。序盤で新鮮な気持ちで、Pleasure感を最大限得られました。やはりいい曲ですね~!


4.夜にふられても/星降る夜に騒ごう

  まさかの選曲。夜にふられてもだった筆者は不覚ながら、サビまで曲名が出てこず。ただ、初めて聴けたので良かったです。往年のファンの方の喜びはひとしおだったのではないでしょうか?

 

5.恋心 (KOI-GOKORO)

 稲葉さんが無言で振りを説明して、スタート。相変わらず盛り上がりました。


6.イチブトゼンブ

  今やライブで必ずやる曲。そんな中で、今回は1番はバラードバージョン、2番以降は通常バージョンと変化をもたせてくれ、新鮮でした。

 

7.NATIVE DANCE

  2013年以来、10年ぶりの演奏。曲が始まる前のベースソロが必聴でした。以前はバリーさんタイムでしたが、今回は清さんタイム。かっこよかったですね。

 

8.今夜月の見える丘にもう一度キスしたかった

 好きですね〜今夜。丁度、日が落ちて三日月が見えました。真夏でしたので、めちゃくちゃ暑かったですが、三日月を見ながらの今夜は格別。素晴らしい光景でした。


9.Calling

   そして、待ちに待ったCalling!今回のツアーのハイライトの一つです。曲前、稲葉さんはマイクなしでwowowowと叫びます。コール&レスポンスで観客もそれを返します。コロナが空け、ライブ本来の姿を取り戻した開放感に包まれた瞬間でした。曲中の「誰にも真似できない 同じ夢をみよう」が今回、凄く響きました。筆者もいつまでも一緒にB'zと添い遂げると誓いました(笑)

稲葉さんはあの歳にしてこのキーの高い曲を歌い上げるんですから、感動は増幅します。加えて

難易度が高いギターも圧巻。テレビでも紹介されたソロパートの高速ピッキングを生音で聴けて

幸せでした。この時点でかなり満足度の高いライブとなっていました。

 

10.太陽のKomachi Angel

  10年ぶりの演奏。知名度が高いこともあって盛り上がってましたね。


11.LADY NAVIGATION

 こちらも10年ぶり。2曲続けてエンサマ感満載でした!


12.BIG

  曲前にアコースティック曲のVTRが流れて小休憩。C'monは嬉しかったなー。C'monで喜んでるのは筆者くらいだと思いますが、できればBIGの代わりにやって欲しかった。

で、まさかのまさかのBIG。稲葉さんが「多分みんな知ってると思うので、歌ってください」って言ってたのが印象的でした。一番売れたアルバムの曲とはいえ、スタジマムの半数は知らないのでは?とツッコミたくなりました。バーで演奏する二人。絵になりましたね。

 

13.  JAP THE RIPPER

   少し演るかな?と思ってはいたけれど、生で初めて聞けて感激でした。おそらく2003年以来、20年ぶり?。太い音で、これぞロックンロールですね。最後、曲名を叫ぶ箇所、忘れずに言えて満足でした(笑)。あの箇所も謎の一体感がありました。知ってる人じゃないと言えない箇所だからか、もう一回言いたい。笑


14.YES YES YES

  こちらはまたまた演るのか!と思ったけれど、会場一体となった時のこの曲の力が存分に発揮されました。曲がスタートすると、稲葉さんがアリーナを一周する演出。みんな稲葉さんの動向が気になって気になって。近くにきた人は、この曲がかなり良かったと感じている人も多いのでは?

2020年の配信ライブで初披露されたときから、3年越しの声出しライブ。ライブで掛け合うという、稲葉さんの夢が遂に実現しました。

 

15.愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない

  始まりはいつものLOVE PHANTOMぽい演出。レザーが入り乱れ、何が始まるのか、非常にゾクゾクしました。そして、解き放たれたのが、2010年以来の演奏となった、B'z最大のヒット曲。レーザー〜松本さんのギターから始まる壮大な光景は、このツアーのハイライトと言っていいでしょう。曲間、「繋いだ手なら〜」の箇所、スタジアムでみんなで歌えたこと、忘れません。


16.ultra soul 〜 BAD COMMUNICATION 

     〜 ultra soul

   そして、言わずと知れた代表曲へ。が、2番まで終わったところで、突如、馴染みのある曲のイントロが、炎の特攻とともに始まり、会場のボルテージはこの日、最高潮に達しました。バッコミは1番だけの演奏でしたが、聴けたことに感謝です。強いて言えば、バッコミのギターソロまで聴きたかったな〜。


17.IT'S SHOWTIME!!

  ここで来ました。近年、スペシャルライブなどでちょくちょくやり、完成度が高まった曲。ずっと聴きたいと思ってたので、感激でした。こちらも2番の「想像力!」と返せました。曲間の「目をそらさず〜」の稲葉さんの伸びやかな声も堪能できました。


18.君の中で踊りたい 2023

  ここに入れてきました。ライブ後半の重要な位置の大役を、見事に勤め上げました。サビが始まり、同時に銀テープを発射!最初のサビはみんな銀テープ回収に追われて、聞けなかったのでは?

稲葉さんの肉声で、曲間の「憧れの人よ〜」の箇所、聞けて胸が熱くなりました。何なんでしょう?こんなん化けるんだったら、他の曲ももっともっとリアレンジして欲しいです。

 

20.兵、走る

  定番化しました。最近の曲で定番化しながら、何度演っても不平不満があまり出ないのは、やはり楽曲の力。疾走感のあるギターリフと歌唱がこの曲の良さを引き立てます。最後に、画面に「兵」の文字が出て、滝のように光が流れていったのが、印象的でした。


〈アンコール〉

21.STARS 

   2番からB'z初のスマホのライトで会場を照らす演出。キレイでしたー。ホーンが入って華やかなこの曲。ホーンが入った曲はあまり好きではない筆者ですが、この曲のもつメロディーの良さ、印象的なリフも相まって、完成度の高い楽曲となっています。冒頭の部分を会場一体で叫ぶのもいいですね。サビ終わりの「荒ぶる風に〜」の箇所が特に好きなのですが、非常に高音のフレーズにも関わらず、稲葉さんはそこを綺麗に歌いあげており、感動しました。ぜひ、今後のPleasureツアーでも演ってほしいです。

 

22.Pleasure 2023 〜人生の快楽〜

 最後はこの曲。STARSが終わった時点で、演ってなかったので、もはやこの曲しかありません。相変わらずの疾走感でした。肝心のアイツはというと、、、「何年ぶりだろ アイツとまた会えた そして懐かしい笑顔を見せた 何が起きても自分次第 人はいつからだって新しくなれる」。稲葉さんは今年発売された著書、シアンで、アイツが実在する人物であることを明かしています。この歌詞から察するに、稲葉さん自身が久々にアイツに会ったんではないかと思っています。その中で、新しい人生を歩んでいることが分かったのでしょう。ライブ中はよく歌詞を聞き取れませんでしたが、それでもリアリティをもってこの曲を聴くことができました。

 

いかがだったでしょうか?5年ふりのPleasureツアー。今から次のPleasureが待ち遠しいですね。しかし、もうB'zの二人も結構な年齢。それにこの5年間、コロナや戦争、色んなことがありました。5年後、二人が元気でいてくれて、社会が平和でPleasureが再び開催されることを願うばかりです。今回、普段はほとんどライブで喋らない松本さんが、「今後も新しい作品をつくって、できる限りツアーを続けていきたい」といってくれました。ファンにとってこんなに胸が熱くなる言葉はありません。その言葉を信じて我々も元気で日々を生き抜いていかなければと、決意を新たにしました。

今日、9月21日はB'zのデビュー日。長居スタジアムでライブは一時、雷雨で中断するなど、伝説の ライブになったようです。これからどんな伝説のライブが生まれるんでしょうか?これからもビーズには目が離せません。

【B'z】ぐっとくる歌詞10選 考察付。新曲STARSについても解説!

 B'zの稲葉さんの歌詞&歌詞に関するインタビューをまとめた書籍「シアン 特装版」がこの程、発売になりました。そこで、インタビューではこれまで語られてこなかった歌詞制作の秘話や歌詞の意図を本人が解説。今回は、稲葉さんの人間性と作詞家としての能力を発揮したB’zの歌詞から筆者が特に好きな10曲を選びました。曲中で、琴線に触れるフレーズとともに書いていますので、気になった曲をぜひ聞いてみてください。

 

1.いつかのメリークリスマス

 「僕は走り閉店まぎわ 君のほしがった椅子を買った」

 有名なこの歌詞は稲葉さん自身の実話であることが明らかになりました。なかなか妄想では生み出せない歌詞だと思っていましたが、実話と分かったことで妙にリアル感が出てきます。推察するに、稲葉さんが大学生の頃かと思われます。この曲は92年発表ですから、だいぶ遡って書いたことになります。

 この曲の歌詞がいいのは、ほぼ情景描写でつながれていくこと。曲の最後も、主人公は通り過ぎていく幸せそうな誰かを眺めているといます。その中に、サビは当時の思いが入っています。ハッピーなクリスマスの歌ではないですが、あの時の思い出としての「いつかのメリークリスマス」で、暗過ぎず明過ぎない具合がいいです。

 稲葉さんのパーソナルな部分を入れ込んだ歌ながら、多くの人に、かつてあった幸せなクリスマスを表現できているからこそ、これだけ長く愛されている曲なのだと思います。

 

2.光芒

「光を求め歩き続ける 君の情熱がいつの日か 誰かにとっての光となるでしょう」

 最後の大サビの歌詞です。ひたすらにもがいて頑張ってもそれが報われるか分からない。でもそれがいつしか誰かが見ていて届くかもしれない。

 一般の人の多くの物事はそうなのではないでしょうか。いくら頑張っても、明確に意味付けできることはそう多くはないはず。大スターの稲葉さんでさえも調子の悪かった2018年のPleasureツアーでこの曲を歌っていると「自分自身、励まされた」と語っていますが、曲全体は暗いです(笑)。人生に絶望していく主人公が描かれてますが、曲の終盤で一筋の光が差し込んできます。その一筋の光=光芒を歌詞化したのが、ラストの大サビ。筆者は何度この曲に励まされたか、枚挙にいとまがありません。

 この曲の歌詞には一言も「光芒」という言葉は出てきませんし、言葉自体、一般の人には馴染みのない言葉でしょう。けれでも、曲の展開とラストの大サビの歌詞が合わさった時、「光芒」の言葉の意味が分かるような気がします。その言葉を歌詞中に出さなくても、曲を多くの人に納得感のある形で成立させるという点でも、この曲の歌詞は琴線に触れるものだと思います。

 

3.パーフェクトライフ

「何か向かい 手をのばし もがいてる その姿 それこそがパーフェクトなライフ」

 この歌詞は2番終わってからの間奏部分です。どんなに完璧に見える人だって、すべて完璧な人はいないという前提から、この歌詞につながっています。その中で、そうやってもがいている姿が完璧なんだと、逆説的に表しています。

 この曲は完璧に見えている人間側の歌ではなく、大多数の自分に何らかの欠点があると思っている人間の視点で描かれています。欠点を補おうともがいてるからこそ、平凡な人生が「パーフェクトライフ」になる。それによって人は鼓舞され、自分の信じた道でもっと頑張れるし、「虹の彼方」まで行ける。そんな好循環を生み出してくれるからこそ、筆者はこの歌詞が好きなんです。

 

4.RUN

「人間だって誰だって とても普通で 出会いはどれだって 特別だろう」 

 この歌詞は2番終わりの間奏部分です。「とにかく立ち止まらず走り続ければ辿りつける場所がある」。20周年ライブで稲葉さんがこの曲のはじまる前に述べたセリフがこの曲を総括しています。               そして、その過程で人は必ず誰かに出会います。もしくは既に出会っています。出会いはどんな人でも平等で、出会う人がどんな人で良くも悪くも、自分に何かを与えてくれる。それを「特別」と表現しています。

 この曲は1992年発表ですから、デビュー5年でここまでの境地に辿り着けたことも特筆すべきポイントです。今でもPleasureライブでは欠かせない曲。ライブでのメンバーとファンとの出会いを歌ったフレーズでもあると思えるからこそ、心にぐっとくるものがあります。

 

5.ARIGATO

「君が泣いてたこと知ってるけど それを君だって知ってたんだろう」

 2番のサビ前の歌詞です。この歌詞を読むと、「うん?」と少し考えてしまいます。が、要するに、「君が泣いていたことを僕は知ってるけど 僕が知ってことを君も知っていただろう」ということ。曲に載せて歌詞を書く中で、分かりやすいように簡略化してるというような趣旨の発言もあり、聴いていて「うん??」という表現は少ない稲葉さん。その中にあって、この曲はシングル表題曲かつアテネ五輪のテーマソングでした。それでいて直接的な応援ソングではない、この曲を出したものだから、当時は周囲から「不評の気配があった」と稲葉さんと語っています。

 けれども、歌詞全体を見渡すと、意味深いものに仕立てています。この曲の元の題名は「そこに誰もいなくても」。その先に誰もいなくても扉を開けてみようという、メッセージが込められています。その勝負に出る前に、過去を振り返り「ARIGATO」の感謝を噛み締めて、未来に向かう展開になっています。過去を「ARIGATO」、未来を「そこに誰もいなくても」の言葉で対比させているのでは?と考えています。翻って、その対比の中間にある現在に、「一歩を踏み出す」ことが大切だと示しています。

 最終的にはタイトルに「ARIGATO」をとり、「感謝を忘れずに、今、一歩を踏み出せは、新しい世界に辿り着ける」。過去、現在、未来をつなげる時空を超えたスケール感のある曲だと思います。

 

6.夢見が丘 

「本当に優しくなれるのは 色褪せた景色を見てる時」 

 1995年発表のこの曲は今回の著書にて、阪神淡路大震災を受けてつくった曲だと明かされています。この歌詞はそれを端的に表した部分と言えると思います。震災によって「色褪せた景色」を見て人々がどう思い、どう行動するのか。この一節は人の心理をついた秀逸性を感じます。

 全体の物語は主人公が人の喜びや悲しみ、善悪など葛藤を抱えながら、夢を見つづける丘、「夢見が丘」に立っているとうもの。歌詞の壮大さも惹き込まれるポイントとなっています。

 人は出逢いと別れを繰り返し、必ず死ぬゆくもの。その死を歌詞中では「土に埋もれ」と表現し、人は死に土に還ってゆくという死生観が描かれています。だからこそ、曲のラストのサビでは、今をいる自分と君で、夢を見続けようというメッセージが込められているのではないのでしょうか。

 

7.C‘mon 

「手をとり かけぬけた 思い出が 今も燃えているなら 僕らは負けないだろう」

 2011年の東日本大震災を受けて書かれたこの曲。「C'mon=一緒に」が歌詞のキーワードになっています。この震災は津波で多くの人が亡くなり故郷が壊滅し、原発事故で多くの人が故郷を奪われた災害です。歌詞全体がこれらすべての人を救ってくれる内容となっています。その原動力こそが、それぞれの人の中にある「記憶=思い出」。それを思い出すとつらいから思い出すまいとする人もいる中で、その思い出を呼び覚まし、思い続けることで、生きる糧にしていくというのがこの歌詞です。

て そして、「僕ら」という3人称は生き残った僕と君、その他の人に含みをもたせています。この「ら」にはB'zのメンバーも含まれていると思います。直接的に表現せず、「僕ら」と言ってそっと背中を押してくれるところが、押し付けがましくないこの曲の素晴らしさであり、稲葉さんの人間性が滲み出ています。悲しんでいる人、打ちひしがれている人に「そっと寄り添ってくれる」歌詞であるからこそ、この曲は筆者がB'zで最も好きな曲の一つです。

 

8.MY LONELY TOWN

「誰かとわずかに 共鳴できること 何とか見つけ出して かろうじて繋がる」

 2番終わりの間奏部分の詞です。この曲の歌詞は今回、東京の酒場をモチーフに書かれたことが明かされています。様々な場所に様々なアイデンティティをもつ人たちが集まる場で、その人たちが盛り上がる共通の話題=共鳴があります。その共鳴によって、人々はなんとかつながっているという真理です。

 この曲にはストーリーがあって、明かりの下に集まって語り合う→その中で人の感情の機微を感じる→そんな脆い人間関係に心がさまよう→自分と気が合う、もう一人の自分を探しに旅に出る→でもまた明かりの下に戻ってきてしまう。その繰り返しの中で、いつの日か、もう一人の自分に会える「素晴らしい事件」に辿り着く。といぅもの。田舎出身の筆者は都会でこの歌詞に共鳴する経験をたくさんしてきました。その分だけこの曲の歌詞にぐっとくるのかもしれません。曲のタイトル「LONELY TOWN=一人ぼっちの街」だけど、「MY」が入ることで、その街への愛着が伝ってきます。この曲は故郷を離れて暮らす人たちの共鳴ソングなのだと思います。

 

9.Calling

「必要とし 必要とされていること それがすべて 他には何もない」

 2番のサビ前の歌詞です。この曲にはラブソングとしては直接的な歌詞はないです。そのため、恋愛だけでなく友情ともとれる、人と人との絆が描かれているのが良いところ。相思相愛の関係でこそ、強い絆が成立し、その先に、ホントの自分を見せることができる鮮やかな輝く瞬間があり、「誰にも真似できない同じ夢」をみることできると歌っています。離れていても相思相愛であればつながっていられるという、思いの強さが人と人とを引き寄せ合うことが歌詞全体で表現されています。

 この曲はロック調の部分→バラード部分→ロック調の部分の構成。ロック調の部分で相手に向かって呼び掛け、バラード部分で相手と自分との関係性や思いを語っています。

 

10.STARS

「荒ぶる風にまた吹かれよう」

 この歌詞は2023のPleasureツアーのために制作された新曲のサビ終わり部分。この歌詞には35周年を迎えてもなお、あくなき挑戦を続けるB’zの姿勢と、これまで幾度となく雨・風に打たれてきたライブの思い出、幾多の困難を乗り越えてきたB'zとファンの絆が凝縮されていると思います。歌詞全体は、「これまで作ってきた楽曲、デビューから応援してくれているファンの皆さん、そして、B’zとしてさらに、どこか目指して進んでいくその先にあるもの このかけがえない存在すべてがSTARS」 と稲葉さん。35周年後もまだ「挑戦」を標榜していることがこの曲の核であり、B'zの凄さ。B'zはこの先、ファンやまだ見ぬ人たちにどんな地平を見せてくれるのでしょうか。楽しみで仕方ありません。

 

いかがでしたでしょうか?スターになった今でも苦しむ人の心に寄り添い続ける歌詞を書く稲葉さん。今後の作品も楽しみです。

 

なお、「シアン 特装版」は受注生産のため、新品はもう手に入りませんが、シングル曲の歌詞とインタビューをまとめたバージョンは一般書店、ネット書店で販売中です。

ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。

 

 

 

【B'z】ファン歴20年超の筆者が推す神ライブ ベスト10

 

 2023年7月3日(月)放送のMBS / TBS「推しといつまでも」で、B’z名曲&神ライブ特集が放送されました。そこでは、2022年の「裸足の女神」の再演奏が1位でした。バックステージで歌う稲葉さんを追うカメラのピントがズレ、終始ズレたまま終了。アンコールで同曲をもう一度演奏したというもの。ツアー初日のSAGAアリーナでのファンへのアンケート結果だったらしいのですが、筆者はイマイチピンと来ず。笑

 確かに、突発的に曲を追加することはほぼないB'zにあって、この再演奏は特筆すべきものでした。しかし、配信ライブならまだしもリアルライブでバックステージを映す演出は、、、ライブバンドとしての臨場感に欠ける気がしました。

 そこで、筆者が演出、MCが絡んだライブの名シーンをセレクト。ランキング形式(1〜10位)でご紹介します。

※1曲につき1シーンとしています。

 

第10位 フラインステージでの「ultra soul

 

 まず、最初は最もライブで演奏されているこの曲。「B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME」でのワンシーンです。この年、B'z史上初のステージが動く、稼働ステージを導入。ここでは客席の上をステージごと移動しながら歌う様子が収録されています。ステージ移動は度肝を抜かれた演出でした。やはりこの曲は外せないと思い10位としました。

 

第9位 火柱&車落下の「BURN」

 

 続いては、ハードなリフが特徴のハードロックのこの曲。「B’z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-」

のシーンです。BURNというだけあって、サビの最後でBURNを連呼する箇所で、火柱が次々とあがります。そして、曲の終わりに叫ぶ、BURNの繰り返しの後に、ステージ左右に設置されていたレーシングカーが落下します。ヘビィなロックに大迫力の演出ということで、9位にランクイン。

 

 

第8位 円形ステージでの「Brotherhood」

 

 ファンに人気のこの曲は8位。「B'z LIVE-GYM 2006 “MONSTER'S GARAGE”」では、コンサート中盤で小さな円形ステージに移動。この年は特に周年ではなかったのですが、旧来のスタッフの入れ代わりがあったらしく、この曲やRUN、LOVE PHANTOMを演奏するなど、Pleasureぽいセトリに。その中でのBrotherhoodは胸にしみました。

ファンの思いが円の中心に向かっているかのようで印象深いシーンでした。なお、2018年のPleasureでも同様の演出がありましが、稲葉さんの調子が悪く、声が掠れていました。円形ステージのベストパフォーマンスは2006年だと思います。

 

 

第7位 レザーの中のギターソロ〜「ARIGATO

 

 7位は2020年の無観客配信ライブから。「B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day4」の冒頭のギターソロ〜この曲のシーン。筆者はこの曲がかなり好きですが、如何せんライブではやらず。そんな中、雰囲気のあるギターソロを付けて、リアルライブならミディアムテンポの曲は選ばれなかったのに、1曲目でこの曲が演奏され、意外性がありました。この曲最後のスクリーンから雫が消えるところも印象的なシーンでした。

 

 

第6位 25周年ロゴ完成〜「Endress Summer」

 

 6位は25周年ライブツアーから。この曲は「B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER -XXV BEST-」の1曲目でした。ライブが始まると、オリジナルのギターソロとともに炎がほとばしるオブジェが稼働し、ツアーロゴのX X Vのマークに。完成後、この曲のハードなリフがはじまります。当時この曲は未発表の新曲。ファンの意表をつく選曲と、はじまりの緊張感と高揚感を最大限高める演出でした。ちなみに、この作品の完全版(ホール公演の様子+ドキュメンタリー)には、ライブが始まる前の稲葉さんと松本さんがバックステージで準備する様子がおさめられています。緊張感がひしひしと伝わってきて、ライブ本編が終わったのに、またはじめから観たくなります。その点もこのシーンを上位にした理由です。

 

 

第5位 ピアノ稲葉さん、その上に松本さんの「ALONE」

 

 いよいよトップ5!。有名曲のこの曲で、イントロとともにピアノが競り上がり、稲葉さんがピアノを演奏、松本さんがピアノの上に載ってギターを演奏する演出。当初は1995年のPleasureツアーが発祥ですが、オススメは近年の「B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」。Blu-ray画質で映像が綺麗なのと、二人とも時を経て曲に渋みが出ています。

 

 

第4位 成長した女の子が眼の前に表れた後〜「BAD COMMUNICATION」

 

 4位はB'zがスターダムに押し上がるきっかけとなったこの曲です。「B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-」の1曲目に演奏されました。20周年記念ライブとあって、客電が落ちると、水中の円の中にデビュー年の1988年〜の映像が流れます。その水中の中に、小さな女の子がいます。ライブ開催の2008年の映像が終わると、水中にいた女の子が、20年経って成人し、ステージに登場。そこで、この曲の冒頭「Well, I really don't know how to say but I guess I love you」のフレーズを放ち、下からバンドメンバーが登場。松本さんのキレのあるリフとともに曲がはじまりす。元々の曲のイントロを活かした、多くのファンにとって印象的なシーンだと思います。

 

 

第3位 「LOVE PHANTOM」のダイブ

 トップ3の3位は代表曲のこの曲。バンパイアに扮した稲葉さんが、ステージセット上段に吊り上げれ、曲終わりに飛ぶ(ダイブ)というもの。この曲はこの演出ありきで、制作が進められました。1995年のPleasureツアーが発祥で、その後15周年のPleasureツアーで復刻、30周年のPleasureツアーでも15年ぶりに再演されました。筆者は30周年時にはじめて生で観ましたが、DVDなどで観て知っていても、生のダイブは衝撃的でした。今回、オススメとして挙げたのは15周年の復刻。筆者がこの曲のダイブを映像で初めてみて、B'zの魅力に取り憑かれたのがこの作品でした。

 

第2位 復帰後の「裸足の女神

 2位はこの曲。2018年のPleasureツアーでは、ツアー終盤、稲葉さんが声が出なくなりました。最初に危機的状況になったのは、9月1日の福岡ドーム公演。1曲目のultra soulから調子がすこぶる悪く、3曲目のミエナイチカラはほとんど歌えず、曲終了後、ステージ裏に。公演中止かと思われる中、約13分間の中断後、稲葉さんが「やれるとこまで歌いたい」と観客に伝えます。そして、サビが始まるアレンジのこの曲をキレイな声で歌い上げます。まさに稲葉さん自身が不死鳥「HINOTORI」でした。その時の様子が「B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」のドキュメンタリーにおさめられています。

 このシーンを上位にしたのには理由があります。それまで稲葉さんが歌えなくなり、ライブが中断することはなかったからです。ファンは皆、行った公演が当たり前のように遂行され、いつもの稲葉さんの歌声が聴けると信じて疑わなったのですが、これをきっかけに筆者をはじめ、「B'zの終わり」を意識したファンも少なからずいたのではないでしょうか。このツアー期間中は、情報が限定的だったのでこれが最後のツアーかもしれないとも感じていました。

 幸い稲葉さんは大病ではなく、今後の活動に問題はないと後日語られましたが、若い頃の稲葉さんと今の稲葉さんは違うことを意識せざるを得ないシーンとなりました。B'zが永遠に続く存在ではないこと、その唯一性と希少性を象徴する名場面です。

 

第1位 感動的なMC〜「RUN」

 そして、1位に選んだのは周年ライブで数々の名シーンを生み出してきたこの曲です。その中でも20周年ライブの「B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-」のシーンを1位にしました。このシーン、特別な特効や爆発などの演出はありません。ですが、RUNイントロのアルペジオをバックにしたMCで、長年のファンに感動を深く刻み込みました。このMCで涙が溢れたファンがほとんどでしょう。筆者も涙した一人です(笑)。

 MCでは長年支えてくれたファンに感謝。そして、またこの場所で再会するんだという、ファンと約束を交わします。B'zライブの最大の魅力は、ド派手な演出ではなく、いつまで経っても変わらない謙虚さだと思います。その謙虚さの象徴とも言えるこのシーンが、ファンの感動を最大限に高めました。

 

以下、MC引用

「僕ら、ずっと今まで、走り続けることで色んな景色を見せてもらってきました。

 そして、そのどれもが、本当に感動的で愛しくて、かけがえのないものです。

 速くたってゆっくりだって、とにかく走り続ければ辿り着ける場所があるということ、教えてくれたのはみんななんだよ!

 そうやって今日辿り着いたこの場所、ここ横浜で、今こうやって見てるこの景色、これはもうほんと最高です!

 是非、お互いこの瞬間をしっかり胸に焼き付けて、また今度笑顔で会える日まで、ゆっくり走り続けましょうよね!

 

 また会うんだぞ!約束だぞ!

 

 今までみんなが僕達にくれた全ての声援に心から感謝します。どうもありがとう!」

 

 

【番外編】ロッキン初出演〜「Liar!Liar!」

   単独ライブではないので上記には入れませんでしたが、ぜひ見ていただきたいのが、2017年のROCK IN JAPAN FESの初出演のアクトです。オーディエンスは決してファンばかりではありませんが、このライブの盛り上がりは異常(笑)。特に「さまよえる蒼い弾丸」をかました後の2曲目のこの曲は、イントロで単独ライブではありえない盛り上がりをみせます。フェスですので、華美な演出はありませんが、演奏のみの実力でオーディエンスを惹きつけたベストアクトです。この模様はアルバム「DINOSAUR」の初回限定盤に収録されています。

 

 

 

 いかがでしたでしょうか?気になる方はぜひ映像作品をチェックしてみてください。

 現在開催中のPleasureツアーではどんな名シーンが生まれるでしょうか?

 

 

 

【プロ野球】歴代ベストナインと最強投手陣(2000年以降)イチロー、大谷、松井は??成績付

近年、プロ野球OBらが自身のYouTubeチャンネルや雑誌の特集で、歴代ベストナインと最強投手を公表しています。そこで、一野球ファンである私も考えてみました。今回は、私が主に野球を見始めて記憶のある2000年以降に絞り選出しています。年代が異なるので、実際にこのチームを見ることは当時でも不可能でしたが、こんなチームがみられたら野球ファンは楽しいでしょう。投手についてはWBCを想定して15人を選出。

先発、第2先発、中継ぎ、抑えを分類して記載しています。

 

それでは、スタメンをみてみましょう。

【歴代スタメン】

1番ライト イチロー 

 言わずと知れたスーパースター。オリックス時代の1994年から2010年まで打率300超。MLBデビューした2001年から2010年まで200安打以上を記録しました。特に2004年は打ちまくり、MLB歴代最多の262安打をマークしました。変化球を狙って、決め球を仕留めるスタイルで正しく侍と呼べる選手です。守備が上手いのは言わずもがな、MLBでも毎年30盗塁以上を記録しており、一番打者に適任です。opsはそうでもないのですが、warは非常に高く、中でも2004年は9.2。これは2021年に投打の二刀流でMVPを獲得した大谷の8.2を凌ぐ数字です。

〈特筆年の成績〉

2001年:打率350 本塁打8 打点69 ops838(マリナーズ

2004年:打率372 本塁打8 打点68  ops869(マリナーズ

2009年:打率352 本塁打11 打点46  ops851(マリナーズ


2番センター 柳田

 2015年、2020年MVP。2015年、2018年首位打者本塁打25本以上5回のフルスイングからの長打も魅力です。2015〜2018年はパ・リーグ歴代最長の最高出塁率を記録。出塁の求められる2番にはピッタリです。足も早く2015年にはトリプルスリーを記録しました。同じセンターで守備の上手い福留と悩みましたが、ここは柳田としました。

〈特筆年の成績〉

2015年:打率363 本塁打34 打点99  ops1101(ホークス)

2018年:打率352 本塁打36 打点102  ops1092(ホークス)

2020年:打率342 本塁打29 打点86  ops1071(ホークス)

 

3番DH 大谷

 2021年MVPにして、日本人歴代最多の46本塁打を記録。投打二刀流での成績ですが、打者だけでも高いレベルにあります。直近の2022年は、本塁打数こそ10本超減少したものの、打率を上昇させました。今年も打撃は順調です。走者を返す能力はもちろん、WBCメキシコ戦の最終回でみせたように、狙って安打を打つ出塁する能力ももあり、メジャーでシーズン26盗塁を記録するなど足が早いのも長所です。打線の中で一番良い打者は3番打者という考えの中、大谷を3番に置きたいと思います。

〈特筆年の成績〉

2016年:打率322 本塁打22 打点67  ops1004(ファイターズ)

2021年:打率257 本塁打46 打点100  ops965(エンゼルス

2022年:打率273 本塁打34 打点95 ops875(エンゼルス

 

4番ファースト 松中

 2004年三冠王、2005年本塁打打点王。2000年、2004年MVP。松中の最も特筆すべき成績はNPB史上初の3年連続120打点以上。4番打者として最も必要な得点力があります。打率も高く、三振も少ないのが特徴です。これだけの成績を残しながら、全盛期は短かったですが、彼ほどの内角打ちの名人はいません。内角のストレートに強い打者こそ4番に置きたいですし、筆者が最も好きな打者です。

〈特筆年の成績〉

2003年:打率324 本塁打30 打点123 ops1002(ホークス)

2004年:打率358 本塁打44 打点120  ops1179(ホークス)

2005年:打率315 本塁打46 打点121  ops1075(ホークス)

 

5番レフト 松井秀喜

 ジャイアンツ時代は本塁打王打点王3回、MVP3回。日本での成績はもはや説明不要でしょう。特筆すべきはメジャー移籍初年の2003年から2005年まで3年連続100打点以上。もちろん日本人でこの成績を残した選手は今も彼だけです。ランナーを返す役割の大きい5番が適任と判断しました。

〈特筆年の成績〉

2002年:打率333 本塁打50 打点107  ops1153(ジャイアンツ)

2004年:打率298 本塁打31 打点108  ops912(ヤンキース

2005年:打率305 本塁打23 打点116 ops863(ヤンキース

 

6番サード 村上

 2022年三冠王、2021年本塁打王。2022年のシーズン56本は、NPB史上日本人最多。5打席連続本塁打など、23歳にして既に伝説的選手。2022年単年でみると、4番か5番にしたいところですが、今年はかなり苦戦。本塁打狙いで、松井の後を打つ打者として活躍して欲しいです。

〈特筆年の成績〉

2020年:打率307 本塁打28 打点86  ops1012(スワローズ)

2021年:打率278 本塁打39 打点112 ops974(スワローズ)

2022年:打率318  本塁打56 打点134 ops1168(スワローズ)

 

7番ショート 松井稼頭央

  2002年トリプルスリー。最多安打2回、盗塁王3回、MVP1回、ゴールデングラブ4回。「ミート力」「長打力」「走力」「守備力」「肩力」の5つを、高いレベルで兼ね揃えた5ツールプレイヤーです。坂本と迷いましたが、彼の魅力はスイッチヒッターであることと、走力。最多62盗塁、2007年にメジャーで32盗塁を記録するなど、そのスピードをかいたいです。

〈特筆年の成績〉

2000年:打率322 本塁打23 打点90  ops932(ライオンズ)

2002年:打率332 本塁打36 打点87  ops1006(ライオンズ)

2003年:打率305 本塁打33 打点84  ops914(ライオンズ)

 

8番セカンド 山田 

 NPB史上初のトリプリスリー3回。2015年本塁打王盗塁王3回。同一リーグに菊池がいるたも、守備は評価されにくいですが、守備も上手いです。山田の特徴は短期決戦での勝負強さ。日本シリーズWBC、オリンピックで試合の流れを変える本塁打を打っています。

〈特筆年の成績〉

2015年:打率329 本塁打38 打点100  ops1027(スワローズ)

2016年:打率304 本塁打38 打点102 ops1032(スワローズ)

2018年:打率314 本塁打34 打点89 ops1014(スワローズ)


9番キャッチャー 古田

 MVP2回、首位打者1回。捕手史上最多の通算10度の打率300を記録しています。通算4度の本塁打20本以上、10度の本塁打10本以上を記録しています。そして、城島、阿部ではなく、古田を選んだのもなんと言っても守備。10度のゴールデングラブ賞もさることながら、2000年シーズンにも盗塁阻止率6割以上を記録。盗塁阻止率リーグ1位を通算10回も記録しています。加えて、数字には表れませんが、そのリードにも定評があります。セオリーを重視しつつも、果敢に相手の裏をかくリードがあれば、最強の投手陣も盤石です。

〈特筆年の成績〉

2001年:打率324 本塁打15 打点66  ops868(スワローズ)

2003年:打率287 本塁打23 打点75 ops840(スワローズ)

2004年:打率304 本塁打24 打点79 ops868(スワローズ)

 

そして、最強投手陣です。

【先発】

右 ダルビッシュ

 2007年沢村賞、2007・2009年MVP。NPBで5年連続防御率1点台、MLBではアジア人史上2人目の最多勝利(2020年)と最多奪三振(2013年)を獲得。球種は平均153キロ、最速159 キロのフォーシーム、ツーシーム、スライダー、カットボール、カーブ、スプリット、チェンジアップなど。特にスライダーは圧巻です。本人も「変化球しか興味がない」と言うほどの変化球マニア。本人曰く、「20種類くらいある」(2023年WBC前のインタビュー)ということです。フォーシームの質もよく、2020年にはMLB先発投手のストレートの空振り率ランキングで、トップを記録しています。故・野村克也氏らが「歴代最高の投手」と評するなど、OBからの評価も高く、筆者も現役で最も好きな投手です。

〈特筆年の成績〉

2011年:18勝6敗 奪三振276 防御率1.44 WHIP0.83(ファイターズ)

2013年:13勝9敗 奪三振277 防御率2.83 WHIP1.07(レンジャース)

2022年:16勝9敗 奪三振197 防御率3.10 WHIP0.95(パドレス

 

右 斉藤和巳

  2003年、2006年沢村賞。2003年最多勝最優秀防御率、2006年投手四冠。球種は平均144キロ、最速153キロのフォーシームに、スライダー、スローカーブ、2種類のフォークが軸。決め球のフォークは平均球速約139キロ、最速146キロで、奪空振り率はリーグ平均を10パーセント近く上回りました。怪我で全盛期は非常に短かったですが、ダルビッシュからライバル視されるなど、当時は圧倒的な存在でした。ホークスファンの筆者が最も好きな投手です。

〈特筆年の成績〉

2003年:20勝3敗 奪三振160 防御率2.83 WHIP1.24(ホークス)

2005年:16勝1敗 奪三振129 防御率2.92 WHIP1.12(ホークス)

2006年:18勝5敗 奪三振210 防御率1.75 WHIP0.96(ホークス)

 

右 大谷

  2015年最優秀防御率最多勝。2021年、投打の二刀流でメジャーMVP。2022年には打者投手の同時規定到達し、投手としては15勝を記録。防御率も高水準でした。球種は平均156キロ、最速165キロのフォーシームに、スライダー、フォーク、カットボール、カーブで、特に近年はスイーパーと呼ばれる変化量の大きい横滑りするスライダーが投球の半分以上を占めています。シンカーも習得し、威力を発揮しています。WBCのように抑えとしても面白いかもしれませんが、DHを解除しなければならないため、やはり先発が適任でしょう。

〈特筆年の成績〉

2015年:15 勝5敗 奪三振196 防御率2.24 WHIP0.91(ファイターズ)

2021年:9勝2敗 奪三振156 防御率3.18  WHIP1.09(エンゼルス

2022年:15勝9敗 奪三振219 防御率2.33 WHIP1.01(エンゼルス

 

右 佐々木朗希

 2022年に史上最年少で完全試合達成。同じ試合で日本記録の13者連続三振。球種は平均158キロ、最速165キロのフォーシームに、フォーク、スライダー、カーブ。特にフォークは最速150キロを超え、手のつけようがありません。投球のほとんどがフォーシームとフォークですが、今年はWBCダルビッシュから伝授されたスライダーが威力を発揮しています。既に完成されていますが、まだまだ伸びしろがあることから、先発の一角に入れました。

〈特筆年の成績〉

2021年:3勝2敗 奪三振68 防御率2.27

WHIP1.06(マリーンズ)

2022年:9勝4敗 奪三振173 防御率2.02 WHIP0.80(マリーンズ)

 

【第2先発】

右 田中

 2011年・2013年沢村賞最多勝2回、最優秀防御率2回。球団初の日本一に輝いた2013年は、前人未到の24勝無敗を達成。優勝に大きく貢献しました。球種は平均147キロ、最速157キロのフォーシームに、スライダー、スピリットで投球の8割を占めます。ヤンキース時代は5年連続で2桁勝利を記録。日本に帰ってきてからは成績の衰えが目立つものの、これまでの実績を見れば伝説的な投手であることに変わりありません。高校時代は救援、プロでも日本シリーズで抑えを経験していることから、第2先発として期待したいところです。

〈特筆年の成績〉

2011年:19勝5敗 奪三振241 防御率1.27 WHIP0.87(イーグルス

2013年:24勝0敗 奪三振183 防御率1.27 WHIP0.94(イーグルス

2014年:13勝5敗 奪三振141 防御率2.77

WHIP1.06(ヤンキース

 

右 黒田

 2005年最多勝、2006年最優秀防御率。特に2006年は、あの狭い広島市民球場での数字ですので、いかに黒田が凄いが分かります。球種は平均148キロ、最速157キロのフォーシーム、ツーシーム、フォーク、スライダー、カーブ、カットボール。メジャー移籍前はフォーシーム主体でしたが、移籍後はシーシーム主体に。右打者へのバックドア、左打者へのフロントドアで打者を翻弄しました。そして、何より黒田の魅力はその男気。メジャー5年連続で2桁勝利中にカープ復帰の決断し、結果も残しています。筆者が最も好きな投手の一人です。

〈特筆年の成績〉

2006年:13勝6敗 奪三振144 防御率1.85 WHIP1.00(カープ

2012年:16勝11敗 奪三振167 防御率3.32 WHIP1.17(ドジャース

2015年:11勝8敗 奪三振106 防御率2.55 WHIP1.10(カープ

 

右 山本由伸

 NPB史上初の2年連続、投手5冠。現在のNPBにおける最強投手です。平均152キロ、最速159キロのストレートと、スライダー、スプリット、カーブ、チェンジアップ、シュート、カットボールなど多彩。中でもカーブ(全投球の2割)、スプリット(全投球の3割)で三振の山を築きます。入団当初、頭角を表したのが、中継ぎだったことから、第2先発で選出しました。

〈特筆年の成績〉

2019年:8勝8敗6 奪三振127 防御率1.95 WHIP0.96(バファローズ

2021年:18勝5敗 奪三振206 防御率1.39 WHIP0.85(バファローズ

2022年:15勝5敗 奪三振205 防御率1.68 WHIP0.93(バファローズ

 

右 松坂

 2001年沢村賞最多奪三振4回、最多勝3回、最優秀防御率2回。球種は148キロ、最速156キロのフォーシームに、数種類のスライダー、カットボール、数種類のチェンジアップ、スプリット、カーブ。特に真横に滑るスライダーが印象的です。国際大会で無類の強さを誇り、2006、2009年WBCでは計6試合に先発し、6勝無敗。平成の怪物たる所以をみせつけました。

〈特筆年の成績〉

2003年:16勝7敗 奪三振215 防御率2.83 WHIP1.17(ライオンズ)

2006年:17勝5敗 奪三振200 防御率2.13 WHIP0.92(ライオンズ)

2008年:18勝3敗 奪三振259 防御率2.90 WHIP1.32(レッドソックス

 

【中継ぎ】

左 杉内

 2005年沢村賞、MVP。球種は平均140キロ、最速150キロのフォーシームに、スライダー、チェンジアップ、カーブ。フォーシームは決して早くはないものの、球持ちが良いのが特徴です。そして、杉内の魅力は3度の奪三振王を獲得した奪三振の多さ。2009年シーズン中盤から多投しているチェンジアップを武器に、数多く三振を奪ってきました。国際大会に非常に強く、2009年のWBCでは中継ぎとして5試合に登板し、被安打なし。当然、失点も0でした。

〈特筆年の成績〉

2005年:18勝4敗 奪三振218 防御率2.36 WHIP1.09(ホークス)

2013年:15勝5敗 奪三振204 防御率2.31 WHIP1.00(ホークス)

2012年:12勝4敗 奪三振172 防御率2.04 WHIP0.98(ジャイアンツ)

 

左 岩瀬

 左の救援投手としては間違いなく、歴代No.1です。15年連続50試合以上登板、NPB最多登板(1,002登板)、通算セーブ記録保持者(407セーブ)。最多タイ記録の最多セーブ5回。最速149キロのフォーシームに、スライダー、シュート。スライダーの切れ味は凄く、ジャイアンツ時代の松井ら左打者は手を焼いていました。

〈特筆年の成績〉

2002年:防御率1.06 WHIP0.82(ドラゴンズ)

2005年:2H46セーブ 防御率1.88 WHIP1.03(ドラゴンズ)

2013年:8H36セーブ 防御率1.86 WHIP1.26(ドラゴンズ)

 

右 千賀

 2020年投手三冠、NPB歴代最高の奪三振率11.33を記録。球種は平均153キロ、最速164キロのフォーシームに、フォーク、カットボール、縦スライダーで打者を打ち取ります。特にフォークはお化けフォーク、メジャーではゴーストフォークと評され、まさしく消える魔球。メジャーでもその魔球の威力は存分に発揮されています。育成から一軍定着後、中継ぎで頭角を表したことから、中継ぎで選出しました。

〈昨季と特筆年の成績〉

2019年:13勝8敗 奪三振227 防御率2.79 WHIP1.16(ホークス)

2020年:11勝6敗 奪三振149 防御率2.16 WHIP1.21(ホークス)

2022年:11勝6敗 奪三振156 防御率1.94 WHIP1.06(ホークス)

 

右 前田健太

 2010、2015年沢村賞最多勝、2010、2012、2013年最優秀防御率。球種は147キロ、最速154キロのフォーシームに、数種類のスライダー、落差のあるカーブ、チェンジアップを投げ分けます。制球力も良く、NPBでの通算与四球率1.90と抜群です。メジャーでは救援で登板することも多いことから、中継ぎで選出しました。

〈特筆年の成績〉

2012年:14勝7敗 奪三振171 防御率1.53 WHIP0.99(カープ

2013年:15勝7敗 奪三振158 防御率2.10 WHIP0.96(カープ

2016年:16勝11敗 奪三振179 防御率3.48 WHIP1.14(ドジャース

 

右 金子

 2014年沢村賞、MVP。球種は平均球速144キロ、最速154km/hのストレート、縦のカーブ、スライダー、カットボールツーシーム、チェンジアップ、スプリット、シンカーワンシームと多彩な変化球を投げ分けます。特にチェンジアップは打者を翻弄しました。コントロールが良く、オリックス時代の与四球率2008年から3年連続で1個台でした。晩年、ファイターズ移籍後はイマイチでしたが、中継ぎも経験したことから、中継ぎで選出しました。

〈特筆年の成績〉

2010年:17勝8敗 奪三振190 防御率3.30 WHIP1.12(バファローズ

2013年:15勝8敗 奪三振200 防御率2.01 WHIP1.00(バファローズ

2014年:16勝5敗 奪三振199 防御率1.98 WHIP1.04(バファローズ

 

右 斉藤隆

 メジャーに行ってさらに躍進した右腕。特に2007年はドジャースのクローザーに君臨し、圧倒的な投球を披露。球種は平均152キロ、最速159キロのフォーシームに、スライダー、カーブが中心。特に横滑りするスライダーは、外角に広いメジャーのストライクゾーンに適合し、メジャー通算の奪三振率は11.0と高い数字を残しています。

〈特筆年の成績〉

2006年:2H24セーブ 防御率2.07 WHIP0.91(ドジャース

2007年:1H39セーブ 防御率1.40 WHIP0.72(ドジャース

2013年:4H4セーブ 防御率2.36 WHIP1.31(イーグルス

 

【抑え】

右 上原

 1999、2000年沢村賞。先発として、輝かしい成績を残しながら、2007年以降はクローザーに転向し、レッドソックスワールドシリーズ胴上げ投手となりました。球種は平均142キロ、最速148キロのフォーシームに、フォークのみ。たまにカットボールなども投げますが、ほぼフォーシームとフォームです。上原の特徴は、その制球力の良さと奪三振の多さです。奪三振率は、NPB 10年間で7.8(クローザー転向の2007年は9.58)、MLB 8年間で10.7と高い値を残しています。しっかりと制球された数種類のフォークで、三振を生み出します。これまででメジャーで最も成績を残した救援投手だと思います。ぜひクローザーに据えたいです。

〈特筆年の成績〉

2007年:4H32セーブ 防御率1.74 WHIP0.82(ジャイアンツ)

2011年:22H 防御率2.35 WHIP0.72(オリオールズ

2013年:13H21セーブ 防御率1.09 WHIP0.57(レッドソックス

 

いかがでしたしょうか?こんな真のドリームチームがみられるWBCがあるといいですね・・・次回、2026年のWBC侍ジャパンの優勝を期待したいと思います。

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この機会にさらに野球熱を高めてみては?

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【プロ野球】WBC アメリカ代表 最強だった?ベストメンバーは?ジャッジは?

 日本の優勝で終えたWBCですが、アメリカは「本当に最強メンバーなの?」との声も聞かれました。結論からすると、スタメンはほぼ最強メンバーです。確実に追加したい選手は昨年のMVP、アーロン・ジャッジくらいです。一方、投手陣は最強メンバーには及びません。中継ぎ陣は何人かオールスター級の選手が入っていたものの、先発陣は乏しかったのが実情です。そこで、この記事では、現時点(昨シーズンまでの成績を参考)の理想のスタメンと最強投手陣を考え、成績付でご紹介します。有名なメジャーリーガーを知ると、さらに今後の野球観戦が楽しくなるはずです。

トラウト(左)/カーショー(右)

 

 まずは、実際の日本戦に決勝のスタメンをみてましょう。

【決勝のスタメン】
1番右翼 ベッツ(ドジャース
2番中堅 トラウト(エンゼルス
3 番一塁 ゴールドシュミット(カージナルス
4番三塁 アレナード(カージナルス
5番指名打者 シュワーバー(フィリーズ
6 番遊撃 ターナーフィリーズ
7番捕手 リアルミュート(フィリーズ
8番左翼 マリンズ(オリオールズ
9番二塁 アンダーソン(ホワイトソックス

先発 ケリー(ダイヤモンドバックス

 

それでは、ドリームチームのスタメンと投手陣を考えてみました。

※実際のWBCに出場していない選手は「新」、辞退した選手は「辞退」と表記しています。

【理想のスタメン】

1番遊撃 ターナーフィリーズ

 WBCで大活躍。準決勝のプエルトリコ戦では逆転満塁弾、決勝でも今永からソロ本塁打を放つちました。2021年首位打者、史上最多タイのサイクル安打3回。WBCでの大活躍はこれらのタイトルに裏打ちされたものです。そして、足も速いので、1番に据えました。

〈昨季と首位打者獲得年の成績〉

2022年:打率298 本塁打21 打点100 ops809

2021年:打率328 本塁打28 打点77  ops911


2番中堅 トラウト(エンゼルス

 MVP3回の強打者にしてキャプテン。近年は怪我がちでフルシーズン活躍した年もないものの、依然として長打力は健在。昨シーズンは出場119試合に留まったものの、リーグ2位の40本の本塁打を記録しました。

〈昨季とMVP年の成績〉

2022年:打率283 本塁打40 打点80  ops999

2019年:打率291 本塁打45 打点72  ops1071

2018年:打率312 本塁打39 打点79  ops1088

2017年:打率306 本塁打33 打点104  ops1049

 

3番右翼 ジャッジ(新/ヤンキース

 2022年のMVP、本塁打、打点の二冠王。2017年本塁打王。2022年の62本のホームランはアメリカン・リーグ最多本塁打記録。62本以上を打ったボンズ、ソーサ、マグワイヤらは全員薬物使用歴があり、ジャッジが実質のメジャー記録とされています。OPSは1,100超え。投打で活躍した大谷を上回るWARでのMVPですから、物凄い成績です。現在の現役最強打者として3番に置きました。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:打率311 本塁打62 打点131  ops1111

2017年:打率284 本塁打52 打点111  ops1049

 

4番一塁 ゴールドシュミット(カージナルス

 2022年MVP、2013年本塁打打点王本塁打30本以上7回の強打者。その実績は申し分なく、2016年に32盗塁を記録するなど足も早く、ゴールデングラブ賞4回とファーストの守備も上手いです。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:打率317 本塁打35 打点115 ops981

2021年:打率298 本塁打31 打点99  ops879

2013年:打率302 本塁打36 打点125  ops952

 

5番指名打者 ハーパー(辞退/フィリーズ

 MVP2度、2015年の本塁打王。右打者全盛のメジャーで希少性のある左打者。現役では最強の左打者だと思います。昨シーズンは怪我で99試合の出場に留まりましたが、例年30本塁打以上を記録しています。足も早く、毎年10盗塁以上を成功させています。

〈昨季とMVP年の成績〉

2022年:打率286 本塁打18 打点65  ops877

2021年:打率309 本塁打35 打点84  ops1044

2015年:打率330 本塁打42 打点99 ops1109

 

6番三塁 アレナド(カージナルス

 2015と2016年、2年連続本塁打・打点の2冠王。メジャーで最もサードの守備が上手いとされ、10年連続ゴールデングラブ賞を獲得。広い守備範囲と肩の強さを生かした守備で魅了します。

〈昨季とMVP年の成績〉

2022年:打率293 本塁打30 打点103  ops893

2015年:打率287 本塁打42 打点130  ops898

2016年:打率294 本塁打41 打点133  ops932

 

7番左翼 ベッツ(ドジャース

 2018年MVP・首位打者。2014〜2018年4年連続20盗塁以上。ゴールドグラブ賞も5回と守備も上手いです。「ミート力」「長打力」「走力」「守備力」「肩力」の5つを、高いレベルで兼ね揃えた5ツールプレイヤーです。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:打率269 本塁打35 打点82  ops873

2018年:打率346 本塁打32 打点80  ops1078

2016年:打率318 本塁打31 打点113  ops897

 

8番捕手 リアルミュート(フィリーズ) 

 メジャーNo.1捕手。走攻守、3拍子揃った選手で、オールスターゲーム3回選出、シルバスラッガー賞2回、ゴールドグラブ賞1回。毎年、打率270前後、本塁打20本前後の安定した成績を残しています。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:打率276 本塁打22 打点84  ops820

2021年:打率263 本塁打17 打点73 ops782

2019年:打率275 本塁打25 打点83 ops820


9番二塁 アンダーソン(ホワイトソックス

 2019年首位打者。高校2年から野球を始めたため、守備は粗削りですが、バスケットボールで培われた身体能力が売りです。昨季は出場79試合でしたが、2019年以降は毎年300以上の打率をマークしています。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:打率306 本塁打6 打点25  ops734

2021年:打率309 本塁打17 打点61 ops806

2019年:打率335 本塁打18 打点56 ops865

 

そして、最強投手陣です。

【先発】

右 バーランダー(新/メッツ)

 2011・2019・2022年サイヤング賞。球種は平均153キロのフォーシームに、スライダー、カーブ、チェンジアップで、どの変化球も一級品で、40歳となった今も衰え知らずです。

〈昨季とサイヤング賞年の成績〉

2022年:18勝5敗 奪三振185 防御率1.75  WHIP0.83

2019年:21勝5敗 奪三振300 防御率2.58 WHIP0.80

2011年:24勝5敗 奪三振250 防御率2.40 WHIP0.92

 

右 シャーザー(新/メッツ)

  2013・2016・2017年サイヤング賞。球種は平均148〜153キロのフォーシームに、スライダー、カットボール、チェンジアップが軸。特にスライダーの評価が高いです。38歳ですが衰えるところを知りません。

〈昨季とサイヤング賞年の成績〉

2022年:11勝5敗 奪三振173 防御率2.29 WHIP0.91

2017年:16勝6敗 奪三振268 防御率2.53 WHIP0.90

2016年:20勝7敗 奪三振284 防御率2.96 WHIP0.97

2013年:21勝3敗 奪三振240 防御率2.90 WHIP0.97

 

右 デグロム(新/レンジャース)

  2018年最優秀防御率、2019年最多奪三振。球種は平均157〜159キロのフォーシームに、スライダーで、この2球種で投球の8割を占め、三振の山を築きます。怪我多いのが難点ですが、山本由伸も大リーグ最高の投手に上げています。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:5勝4敗 奪三振102 防御率3.08 WHIP0.75

2019年:11勝8敗 奪三振255 防御率2.43 WHIP0.97

2018年:10勝9敗 奪三振250 防御率1.70 WHIP0.91

 

左 カーショー(辞退/ドジャース

 2011・2013・2014年サイヤング賞。球種は平均147キロのフォーシームに、切れ味鋭いスライダーで、投球の8割を占めます。今季通算200勝を達成。勝率694厘はメジャー歴代3位で、日本では黒田氏の友人として有名です。WBCは保険の関係で辞退してしまいました。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:12勝3敗 奪三振137 防御率2.28 WHIP0.94

2019年:21勝3敗 奪三振239 防御率1.77 WHIP0.86

2013年:16勝9敗 奪三振232 防御率1.83 WHIP0.92

2011年:21勝5敗 奪三振248 防御率2.28 WHIP0.98

 

【第2先発】

右 コール(新/ヤンキース

 2022年最多奪三振、2019年最多奪三振最優秀防御率、2021年最多勝。球種は平均150キロ台後半のフォーシームに、スライダー、ナックルカープヤンキース移籍初年度の2019年は驚異の奪三振326!最速164キロのフォーシームを軸に三振を積み重ねました。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:13勝8敗 奪三振257 防御率3.50 WHIP1.02

2021年:16勝8敗 奪三振243 防御率3.23 WHIP1.06

2019年:20勝5敗 奪三振326 防御率2.50 WHIP0.89 

 

右 バーンズ(新/ブルワーズ)

 2022年最多奪三振、2021年最優秀防御率、開幕から無四球での58奪三振MLB記録、MLBタイ記録の10者連続奪三振達成。球種は平均155キロのフォーシームに、カーブ、スライダー。2018年はスライダーの空振り率が対右打者に限れば50%台に達しました。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:12勝8敗 奪三振243 防御率2.94 WHIP0.97

2021年:11勝5敗 奪三振234 防御率2.43 WHIP0.94

 

左 ロドン (新/ヤンキース

 2021年にノーヒットノーランを達成した剛腕左腕で、直近2年で頭角を現しました。球種は平均154キロのフォーシームに、カーブ、スライダー。投球の6割がフォーシームで、スピンが効いています。速球を武器とするシャーザーやデクロムを上回る空振り率を記録しています。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:14勝8敗 奪三振237 防御率2.88 WHIP1.08

2021年:13勝5敗 奪三振185 防御率2.37 WHIP0.96

 

右 ビーバー(ガーディアンズ

 60試合の短縮シーズンでしたが、2020年はサイヤング賞を受賞。球種は平均149キロのフォーシームに、ナックルカーブ、スライダーが軸。手が遅れて出てくるような投球フォームで球速以上に早く見えます。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:13勝8敗 奪三振198 防御率2.88 WHIP1.04

2020年:8勝1敗 奪三振122 防御率1.63 WHIP0.87

2019年:15勝8敗 奪三振259 防御率3.28 WHIP1.05

 

【中継ぎ】

右 ウィリアムス(ブルワーズ)

 2020年トレバーホフマン賞、新人王。球種は平均151キロのフォーシームに、チェンジアップ。このチェンジアップが凄く、エアベンダーと評されている魔球です。 エアベンダーの異質な点は回転量で、その回転量を生かして奪三振の山を築きます。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:26H15セーブ 防御率1.93 WHIP1.01

2021年:23H3セーブ 防御率2.50 WHIP1.19

2020年:9H 防御率0.33 WHIP0.63

 

左 ヘイダー(新/パドレス

 球種は平均155キロのフォーシームに、スライダー、チェンジアップ。2022年は不調だったものの、貴重な左の中継ぎとして外せないと思い、選出しました。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:36セーブ 防御率5.22 WHIP1.28

2021年:34セーブ 防御率1.23 WHIP0.84

2019年:6H37セーブ 防御率2.62 WHIP0.81

 

右 オッタビーノ(メッツ

 MLBを代表するリリーバーで、通算ホールド数は歴代18位(今シーズン前)。球種は平均150キロのフォーシームに、大きく曲がるスライダーで打者を打ち取ります。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:19H3セーブ 防御率2.06 WHIP0.97

2019年:28H2セーブ 防御率1.90 WHIP1.31

2018年:34H6セーブ 防御率2.43 WHIP0.99

 

右 プレスリーアストロズ

 2019年最多ホールド。メジャーを代表するクローザーの一人。球種は平均153キロのフォーシームに、切れ味鋭いスライダーとカーブ。2023年のWBCでは守護神として、3試合に登板。2セーブを記録しました。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:33セーブ 防御率2.98 WHIP0.89

2021年:1H26セーブ 防御率2.25 WHIP0.97

2019年:31H3セーブ 防御率2.32 WHIP0.97

 

右 マランソン(新/ダイヤモンドバックス

 2015・2021年セーブ王。球種は平均146キロのカットボール、平均148キロのフォーシーム、決め球のナックルカーブで、打者を翻弄します。2013年以降はホームランの被打率が0.29と非常に低いのが特徴です。

 〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:1H18セーブ 防御率4.66 WHIP1.50

2021年:39セーブ 防御率2.23 WHIP1.22

2015年:1H51セーブ 防御率2.23 WHIP0.97

 

右 マクヒュー(新/ブレーブス

 近年、安定した成績を残している右腕。球種は平均147キロのフォーシームに、カットボール、スライダー。特にスライダーは投球の50%を占め、曲がりが大きいです。投球回を上回る三振取り、制球も良いです。そのため、被本塁打が少ないも特徴です。

〈昨季と特筆年の成績〉

2022年:17H 防御率2.60 WHIP0.94

2021年:6H1セーブ 防御率1.55 WHIP0.94

2018年:12セーブ 防御率1.99 WHIP0.91

 

【抑え】

右 バウワー(新/横浜)

 2020年サイヤング賞、最優秀防御率。球種は平均151キロのフォーシームに、カーブ、スライダー、チェンジアップで、奪三振率が高いこと、中3日での登板を主張してることから、抑えでもと思い選出しました。先進的な練習方法を積極的に取り入れるともに、データ分析で一流選手の球種を会得しようとするなど、話題となった奇行とは裏腹な理論派です。過去2年、奇行による出場停止でほとんど投げていませんが、横浜での活躍が楽しみです。

〈昨季と特筆年の成績〉

2021年:8勝5敗 防御率2.60 WHIP1.00

2020年:5勝4敗 防御率1.73 WHIP0.79

2018年:12勝6敗 防御率2.21 WHIP1.09

 

いかがでしたしょうか?こんな真のドリームチームがみられるWBCがあるといいですね・・・次回、2026年のWBCに期待したいと思います。

【プロ野球】WBC2023 野球好きのための名場面トップ10 大谷vsトラウトは何位? 各試合のハイライトリンク付

 6年ぶりに開催されたWBCで、14年ぶりの世界一を勝ち取った侍ジャパン。そこで、野球好きの筆者が、試合の流れを左右したWBCの名場面を、ランキング形式で振り返りたいと思います。

メディアでは大谷vsトラウトが最高の場面とされていますが、果たしてどうでしょう?

優勝直後の歓喜の様子

 

第10位. 大谷 看板直撃の特大ホームラン vsオーストラリア(27秒〜)

 1回裏、無死1、2塁でバッターは大谷。ここで大会唯一のホームランとなる特大のスリーランを叩き込みます。先制点が欲しかっただけに、大きな一発となりました。その後も得点を重ね、今大会でもっとも優勢に試合を進めることができました。

 

第9位. 岡本 3ランホームラン vsイタリア(1分45秒〜)

 1−0のリードで迎えた3回2死、ランナー2人を置いて岡本に回ってきました。この回、投手兼DHの大谷は極端な守備シフトを突いて、セーフーティーバントを決めていました。自身のプライドを捨て、なんとか流れを引き寄せようとしたプレーでした。しかし、続く吉田は凡退で2死に。村上は四球を選び、岡本に回ります。今大会までの侍ジャパンなら、打てなかった場面ですが、ここは外角を泳ぎならもスタンドへもっていきました。負けたら終わりの重圧の中で、序盤で試合を決定付ける重要な一打となりました。このホームランで目覚めた岡本はメキシコ戦でホームラン性の当たり(好守に阻まれてしまいましたが。。。)、アメリカ戦で決勝点となるホームランを放ちます。その意味でイタリア戦のホームランは重要な一発でした。

 

第8位. 源田 試合の流れを引き寄せる背走キャッチ vsメキシコ

 1点ビハインドの9回表、1死ランナーなし。 前の回に山川の犠牲フライで1点差に迫っていました。この回、何としてもゼロに抑え、裏の攻撃に繋げたい場面でした。

 7回表にタッチプレーでアウトにした源田ですが、こちらは源田でなくてもできるプレー。背走キャッチは源田だからこそのプレーでした。韓国戦で骨折しても、ベンチ裏で痛み止めを飲み込み、戦線復帰。続く、チェコ戦、オーストラリア戦は欠場したものの、完全に折れた小指でそれ以降はスタメン復帰。骨折後、源田は「いや、監督、このWBCにすべてをかけます」と、栗山監督に伝えていた。WBCへの闘志が彼を突き動かしました。復帰後も、安定した守備で投手陣を支えました。

 大会前、坂本、今宮の辞退が伝えられる中で、圧倒的な守備力を誇る源田なしでは優勝はなかったといっても過言ではありません。闘志みなぎる源田の背走キャチを、源田の今大会一のファインプレーとして挙げたいと思います。

 

第7位. 山本 逆転への望みをつなぐ好リリーフvsメキシコ

 この日の先発は佐々木朗希でしたが、4回に痛恨の3点本塁打を浴びて0−3。味方は大谷の同僚、エンゼルスのサンドバルに手も足も出ません。栗山監督は大谷から事前に苦戦予想を伝えらていたといいますが、3点を先制される展開は苦しいものがあります。

 味方の大量得点が望めない中、これ以上の追加点はなんとしても阻止したい日本は、5回からリリーフで、2年連続沢村賞の国内の絶対的エース、山本を送り込みます。リリーバーからキャリアをスタートしたとはいえ、最近の山本は先発のみ。ですが、山本は7回までの3イニングを無安打無失点。メキシコに傾きかけていた試合の流れを止めました。

 山本は結果的に吉田のホームランで同点に追いついた後の8回に失点してしまいますが、登板イニングを積めていない春先では、球数がかさむと一気に球威・コントロールが落ちる傾向にあり、仕方ない部分もあります(佐々木が打たれたのも4イニングス目)。失点したことを勘案しても、この日の山本が果たした役割は非常に大きかったように思います。

 

第6位. ヌートバー 超ファンプレー vs韓国(2分35秒~)
 1点リードの5回1死ランナー1塁。左中間方向へ上がった飛球に対して、中堅手のヌートバーは全力疾走で前進し、ダイビングして、スーパーキャッチをみせました。まだ試合展開によってはひっくり返される可能性があった中で、このプレーは流れを渡さない重要なプレーでした。ヌートバーの最大の価値は、「センターの守備」だと思います。国内では打力もあって守備も良い飛びぬけたセンターはおらず、課題となっていました。そこで白羽の矢が立ったたのが、ヌートバー。栗山監督は当初からヌートバーを、チーム(カージナルス)でよく守っていたライトではなく、センターで起用することにしていました。その起用が見事に当たり、今大会では広い守備範囲と機転を利かせた判断力を披露しました。

 本番前まで、これまでセンターを担ってきた柳田、秋山不在で不安なポジションでしたが、一気に不安が吹き飛んでいきました。両翼(近藤・吉田)が決して守備が上手くない中で、センターが安定していることは非常に重要な点だったと思います。

 

第5位.村上 不振の三冠王、復活のサヨナラ打 vsメキシコ(4分20秒)

 9回裏、1点ビハインドで大谷のツーベス、続く吉田のファボールで無死1、2塁。 この大会不振でこの日も3三振。迎えたこの日4打席目でした。この場面、ベンチには3つの選択肢がありました。①村上に任せる、②村上がバント、③代打の牧原がバント。よく村上を信じきったと言われるシーンですが、決してそうではないと私は見ています。栗山監督も「一番勝つ確率の高いものを選んだ」といい、その結果が成就しただけのことです。②、③を排除し消極法的に①を選んだのだと考えています。②はシーズンでやったことがなく、成功確率が低い。③は牧原が緊張しており成功する分からない。その上、他の野手は全て使っており、最後の野手・牧原を起用するには絶対的な理由がいる。

 この場面、まだノーアウトでした。続くバッターは中野、山田ですから仮に村上が凡退したもまだ可能性があるということで、村上を打たせたとも見ることがでできます。バントが上手い打者でも1、2塁のバントは難しいもの。それを成功させることに掛けるよりは、強いて言えば、「村上の復活を信じた」。実態はそうだろうと思いますが、結果は見事なものでした。最終的に「村上を信じた」ことで、決勝の同点本塁打にも繋がったのだと思います。

 

第4位. 大谷 サヨナラを呼び込む二塁打 vsメキシコ(3分57秒~)

  1点ビハインドの9回裏。先頭打者の大谷はなんとしても塁に出ると決めていたといいます。結果的に初球を叩いて、右中間を破るツーベースヒット。先頭バッターが出ていなければこの試合は負けていたかもしれません。そのくらい大きなヒットでした。そして、このヒットには大谷の魂が感じられます。まずは1塁到達前のヘルメット脱ぎ捨て、そして、2塁到達時にベンチに向かって「カモンカモン?」と吠える。感情をむき出しにした大谷のプレーが仲間を鼓舞しました。

 

 

第3位.  大谷 vs トラウト vsアメリカ(4分15秒~)

 遂に実現した対戦。それも2アウト、1点差の場面でした。トラウトの次のゴールドシュミット、アレナドも物凄いバッターですが、トラウトはMVP3回、近年は怪我がちですが、昨季は40本のホームランを放っています。そして、なんといってもチームでは大谷の前後を打ち、チームメイトであること。胸が熱くなる思いがありますね。

 そのチームメイトに大谷は臆することなく、160キロのストレートを投げ込みます。大谷からすると、160キロという球速は取り立て早いというわけではありませんが、この日の球はトラウトのバットに当たる気がしないくらい、走しっていたと思います。トラウトは思ったり、ストレートに弱いというデータもあったようですが、それを

加味しても、この日の大谷のストレートはトラウトを全く寄せ付けませんでした。

 最後は横に滑る大谷の得意球のスライダー。3ボールまでいきましたが、見事に外角に投じ、トラウトのバットは空を切りました。ベストペッチを投げきった大谷にあっぱれです。

 

第2位. ダルビッシュ、大谷へ夢の継投&捕手 中村のリード vsアメリカ(30秒~)

 決勝の投手陣は本当に素晴らしかったです。今永→戸郷→高橋宏→伊藤→大勢の継投こそ最も勝利を手繰り寄せたと言えると思います。何せ相手はメジャーMVPのベッツ、トラウト、ゴールドシュミット、昨シーズン本塁打王シュワバーらほぼオールスターメンバーです。先発の今永は「緊張していて何も覚えていない」というくらい浮ついてました。その中で絶好調のターナー本塁打を浴びたものの、何とか2回を最少失点に抑え、試合を壊しませんでした。

 そして今永の次は戸郷。トラウトから自慢のフォークで三振を奪い、絶好調のターナーからもフォークで三振を奪い、2回を無失点。

 戸郷に続くは高橋宏斗。こちらもトラウトからスプリットで三振、続くゴールドシュミットから外角低めのうなるようなストレートで見逃し三振を奪い、1回を無失点。

 高橋の次は伊藤。3者凡退に抑えました。伊藤はこれで今大会無安打無失点。東京五輪に続き、国際大会で無類の強さを見せつけました。

 伊藤の次は大勢。二人のランナーを出しますが、最後は強打のゴールドシュミットをゲッツーに切ってとり、遂にダルビッシュ、大谷に繋ぎます。

 この投手陣をリードしたのは中村。変化球で逃げずに勢いのあるストレートを軸にした組み立てが奏功し、ストレートが少し甘くなっても球威で押し切ることができ、各投手のウィニングショットも活きました。

 ダルビッシュ、大谷で優勝を決める継投は栗山監督の夢でした。「相手が格上なのでそれくらいの夢を描かないと勝てない」と語っています。その夢を実現させるため、投手陣と捕手が一枚岩になって戦い、8回までを1点に抑えることに成功しました。当初から夢を描いていたからこそ、夢が実現するのだと、思い知らされた場面でした。

 

第1位. 吉田正尚 起死回生の同点ホームラン vsメキシコ(2分28秒~)

 そして、第1位はなんと言ってもメキシコ戦での吉田正尚の同点本塁打です。筆者自身も感動して涙が溢れました。笑

 3点ビハインドの7回裏ツーアウト1、2塁。ここまでチャンスを作るもゼロが続いていた侍ジャパン。この場面で何とか1点でも入れたいところでした。対するはセントルイス・カージナルスの左腕・ジョジョ・ロメロでした。初球は内角のツーシム。この球を打ちいってファールにしています。2021年シーズンまではほぼ必ず初球を見送るプレースタイルの吉田でしたが、WBCでは初球を積極的に打ちいっています。この初球の強振が効き、この球は投げづらくなりました。この打席、カウント2-2と追い込まれていましたが、その前の球は外したストレート。必然的にチェンジアップしか球種がなくなりました。追い込まれていながら、相手投手を追い込んだ吉田はさすが。そして、最後に投じた内角足元に落ちるチェンジアップを見事にポール際にねじ込みました。

 まさに吉田の技術と精神力の賜物でした。この本塁打がなければ.この試合の敗色は濃厚で、もちろん決勝での大谷vsトラウトも実現し得ませんでした。この一打は、3点本塁打を浴びたまま降板し、負ていれば戦犯扱いとなっていた佐々木朗希を救いました。メジャー移籍1年目ながら、強い思いをもってWBCへの出場を表明した吉田。「WBCは人生設計の中に組み込まれていた」ともいう吉田の、これまで培ってきた技術と日の丸を背負う魂が打った最高の一打として、この場面をトップしました。

 

 いかがでしたでしょうか。数々の名場面が生まれた今回のWBC。次回の開催は3年後の2026年。次回はどんな名場面が生まれるのでしょうか?

 

【各試合ハイライト リンク】

1次ラウンド:中国戦

【侍ジャパン ハイライト】大谷翔平の二刀流 / 復活の山田哲人【プールB 日本 vs 中国】WBC2023 - YouTube

1次ラウンド:韓国戦

【侍ジャパン ハイライト】打線爆発!観客総立ちの逆転劇【プールB 日本 vs 韓国】WBC2023 - YouTube

1次ラウンド:チェコ

【侍ジャパン ハイライト】連夜の逆転劇!佐々木朗希「気迫の8奪三振」【プールB 日本 vs チェコ】WBC2023 - YouTube

1次ラウンド:オーストラリア戦

【侍ジャパン ハイライト】大谷翔平「衝撃の看板直撃弾」山本由伸「4回8奪三振」【プールB 日本 vs オーストラリア】WBC2023 - YouTube

準々決勝:イタリア戦

【侍ジャパン ハイライト】岡本和真 & 村上宗隆「中軸が本領発揮」【準々決勝 日本 vs イタリア】WBC2023 - YouTube

準決勝:メキシコ戦

【侍ジャパン ハイライト】鳥肌が止まらない!歓喜の超劇的な一打【準決勝 日本 vs メキシコ】WBC2023 - YouTube

決勝:アメリカ戦

【侍ジャパン ハイライト】14年ぶりWBC制覇!悲願の世界一奪還【決勝 日本 vs アメリカ】WBC2023 - YouTube

【B'z】別バージョンの曲一覧 35周年 再録ベストアルバムを考えてみた♪ 新曲名は?

待望の35周年イヤーを迎え、3月10~12日、千葉・幕張メッセで開かれる「Treasure Land」など、盛り上がりを見せはじめているB’z。この35年間、特に初期の頃は今のように決してギターサウンドは強くはありませんでした。「ライブでやってるようなギターサウンドの強い往年の曲を、音源でも欲しい」。そう思ってるファンの方は多いのではないでしょうか?そこで、今回はファン歴20年超の筆者が、再録して欲しい曲を検討。妄想ながら35周年イヤーにふさわしいベストアルバムを考えてみました。2005年発売のベストアルバム「B'z The  Best ”PleasureⅡ”」と対をなす、「B'z The  Best ”TreasureⅡ”」とタイトルを冠してみました。いきなり全曲を再録は大変なので笑、既存の再録曲を織り交ぜた構成にしています。まずは既存の再録曲には何があるのでしょうか?下記にまとめてみました。

B'z The Best "Treasure"

 

【既存の再録 or REMIX曲】

ultra soul 2011

ultra soulB’z EP収録)

・ultea soul(英語ver)

・スイマーよ2001!!

・BLOWIN’ -ULTRA Treasure style-

・BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure style-
・Bad Communication E.style
・BAD COMMUNICATION (000-18)

・ねがい(“BUZZ!!” STLYE)

・DANGAN(B’z EP収録)

・Into free -DANGAN-

・Home(英語Ver)
・Splash(英語Ver)

・Juice(英語Ver)

・juice(PM mix)

・Love Bomb(英語Ver)

・Pleasure2008 ~人生の快楽~

・Pleasure1998 ~人生の快楽~
・RUN -1998 Style-

・衝動 ~MONSTER mix~

・OCEAN ~2006 mix~

今夜月の見える丘にAlternative Guitar Solo ver.)

いつかのメリークリスマス ~「恋するハニカミ」バージョン~

いつかのメリークリスマス ~FRIENDSⅢ DVD ver~

F.E.A.R -2008 mix-

・ギリギリchop(Version51)

・イチブトゼンブ -Ballad Version-

・Don't wanana Lie -Ballad Version-

だからその手を離して -Mixture style-

・You&I -Mixture mix-

・OH!GIRL -Mixture style-

・NERVER LET YOU GO -Mixture style-

・JOY -Mixture mix-

・今では・・・今なら・・・今も・・・ 

-Mixture style-

・孤独のRunaway -Mixture style-

・東京 -Mixture mix-

・hole in my heart -Mixture mix-

・KARA KARA -Mixture mix-

・ビリビリ -Mixture mix-

 

既存の再録曲が出揃ったところで、アルバム収録曲を考えました。

 

【B'z THE BEST ”TreasureⅡ”】

01.LOVE PHANTOM(再録)
1曲目は大ヒットしたこの曲。近年ライブで演奏されているギターから始まるパターンを再録してほしいです。

 

0.2 ultra soul 2011 

欠かせない代表曲。2011年発売のアルバム「C’mon」収録の打ち込みドラムなしのバンドバージョンを収録します。

 

03. BLOWIN’ -"ULTRA Treasure” stlye-

大ヒット曲。2008年発売のベストアルバム「B’z The Best "ULTRA Treasure”」収録の、バンドサウンド感溢れるバージョンを収録します。

 

04.ITS SIOWTIME!!(再録)

原曲はドラムが打ち込み。アルバム「BIG MACHINE」に入っているものは生ドラムに差し代わっていますが、何か物足りない。。。近年のライブでやってるツインギターのライブ感のあるバージョンを音源でも聴けないかと考えています。
 

05.愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない(再録)

 B'z最大のヒット曲にしてほとんどライブでやらない曲。理由は思ったよりライブでノレないから?はたまた2番の「そう信じるものしか救わない せこい神様拝むよりは~」の歌詞?これらの点を改善する、ロック色を強めて2番の歌詞をあたり障りのないものにした再録を聴きたいです。そして、それをライブでも聴けたら嬉しいですね。

 

06.Brotherhood(再録)

ファン必須の人気曲。近年、ライブでは2番の歌詞が「こっちだって毎日〜」から「誰もが〜」に変更されているバージョンを再録。ギターソロも近年のライブ演奏のバージョンを期待したいです。  

 

07.いつかのメリークリスマス ~FRIENDSⅢ DVD ver~
  アルバム曲ながら、著名な楽曲。2021年発売のミニアルバム「FRIENDSⅢ」付属のDVD収録の初のエレキギターバージョンを聴きたいです。こちらは未音源化のため、ぜひ収録したいです。

 

08.BAD COMMUNICATION  -ULTRA Pleasure style-
B'zをスターダムに押し上げたはじまりの曲。ロック色の強い2008年発売のベストアルバム「B’z The Best "ULTRA Pleasure”」のバージョンを収録します。

 

09.OCEAN ~2006 mix~

ロングヒットを記録したバラード曲。シングルバージョンではギターの音がかなり抑えられており、ロックサウンド好きには物足りません。ここではギターの音を上げた2006年発売のアルバム「MONSTER」のバージョンを収録します。 

 

10.Pleasure2023 ~人生の快楽~(再録)

ライブでやる度に歌詞が変わるこの曲。今回は2023年バージョンの歌詞で、再録して欲しいです。サウンド的には2008年バージョンで完成した感がありますが、ロックサウンドを重きに置き来つつ、何かひとひぬりのアレンジを!笑。ちなみに、歌詞が毎回変わる2番冒頭は、2018年バージョンは「忘れたころにかけてきた電話で 悟ったように アイツは 誰かのために生きる喜びを 今さらながら知ったと言った」でした。さて、2023年のアイツはどうなっているのでしょうか?

 

11.イチブトゼンブ -Ballad Version-

大ヒット曲。2009年発売のシングル「MY LONLEY TOWN」に入っている、落ち着いたバラードバージョンをアルバム初収録します。

12.ARIGATO(再録)

筆者待望の曲。2020年の配信ライブ「5ERAS -DAY4」で演奏された、ギターソロからつながるバージョンの再録を希望。本編もライブに合わせた半音下げの歌唱でライブ感を再現して欲しいです。

 

13.さまよえる蒼い弾丸(再録)

2019年のライブツアーで演奏された「Into free -DANGAN-」のピアノから始まるバージョンを、日本語で歌ったものを再録して欲しいです。 

 

14.Calling(再録)

ライブでやっているような最初と最後のロック調の箇所を、ロック色を強めたものにして欲しいです。また、オリジナルの最後のフェードアウトもなくし締めて欲しいです。中間のバラードの箇所は1997年のライブの初披露の時のようなサウンド感で聴きたいです。

 

15.RUN(再録)
記念ライブ終盤で演奏される名曲。音源化されている最新バージョンは1998年ですが、ちとロック色が薄い。近年のライブでやっているロックサウンド満載の再録を期待したいです。

 

16.新曲(Reach for stars?)

ライブに向けて新曲を制作中及びミュージックビデオも撮影とのことですので、勝手ながら収録。なお、ミュージックビデオはアルバム「HighwayX」と映像作品「LIVE FRIENDS」ダブル購入者応募で、当選者が3月下旬のビデオシューティングに参加できるようです。曲名は先般の会報で、松本さんが、ライブツアーのタイトルに関して、「STARSには本当はReach for」が付くみたいなことを言っていたので、恐らく曲名と解釈しました。

 

 いかがだったでしょうか?上記のうち、1曲でも新たに再録されて聴けるといいですね♪ 乞うご期待です!

【B'z】Pleasure 2023 -STARS- 最速!セトリ予想♪

今夏、B'zのライブツアー「B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-」が開催されます。Pleasureツアーは2018年以来、5年ぶりとなります。そこで今回は、Pleasureライブへの機運を高めるため、セトリ予想をしたいと思います。

セトリは実現性を担保しつつ、期待と願望を込めて選びました(笑)。

 

【セットリスト】

1.LOVE PHANTOM

2.Pleasure2023 ~人生の快楽~

~B'zのLIVE-GYMへようこそ~

3.BAD COMMUNICATION

4.BLOWIN’ / love me,I love you

5.ONE

6.愛しい人よGood night / TIME

~MC~

7.恋心

8.BE THERE / Easy,come easy go

9.愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない

10.COMEBACK ~愛しき破片~ / SLEEPLESS

~ブレイクタイム/メンバー紹介~

11.消えない虹

12.HOME(アコースティックver~通常verへ移行)

13.ARIGATO

14.Still Alive

15.衝動

16.ギターソロ(Vermillion Palace)

17.SUPER LOVE SONG

18.ulra soul

~MC~

19.Calling

 

~アンコール~

20.イチブトゼンブ / 裸足の女神

~MC~

21.RUN

22.グローリーデイズ

 

2022年のツアーで演奏した ギリギリchop、さまよえる蒼い弾丸、ZERO、愛のバクダン、兵、走る は外しました。Pleasure必須の曲(RUN、LOVE PHANTOM裸足の女神、恋心、Pleasure、イチブトゼンブ、BLOWIN')以外は5年、10年前のPleasure及び近年のライブツアー未演奏シングル(衝動、愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない、愛しい人よGood night、BE THERE、Easy,Come Easy Go、HOME)から選びました。5年前のPleasureで日替わりだった曲(Calling、Time、Iove,me,love you)も入れています。 また、5年前のファンクラブ投票の結果も加味(ONE、グローリーデイズ、消えない虹)しています。願望曲(ARIGATOSUPER LOVE SONG)は難しいでしょうが、期待を込めて。さて、今回はこの中から何曲が演奏されるのでしょうか?

 

【ツアー日程】

6月17日(土)SAGAアリーナ
6月18日(日)SAGAアリーナ
6月24日(土)広島グリーンアリーナ
6月25日(日)広島グリーンアリーナ
7月1日(土)愛媛県武道館
7月2日(日)愛媛県武道館
7月8日(土)Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
7月9日(日)Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
7月15日(土)宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ
7月16日(日)宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ
7月22日(土)サンドーム福井
7月23日(日)サンドーム福井
7月29日(土)東京有明アリーナ
7月30日(日)東京有明アリーナ
8月5日(土)沖縄アリーナ
8月6日(日)沖縄アリーナ
8月19日(土)東京 味の素スタジアム
8月20日(日)東京 味の素スタジアム
8月26日(土)北海道 札幌ドーム
9月2日(土)神奈川 日産スタジアム
9月3日(日)神奈川 日産スタジアム
9月9日(土)静岡 エコパスタジアム
9月10日(日)静岡 エコパスタジアム
9月16日(土)福岡 PayPayドーム
9月17日(日)福岡 PayPayドーム
9月21日(木)大阪 ヤンマースタジアム長居
9月23日(土・祝)大阪 ヤンマースタジアム長居
9月24日(日)大阪 ヤンマースタジアム長居